MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.033 「テルマエ・ロマエ」(2012年 108分 ビスタ)

2012-05-14 00:20:03 | 2012年劇場鑑賞
監督 武内英樹
出演 阿部寛
   上戸彩
   北村一輝
  


最近恒例の平日のレイトショーでの映画鑑賞
いつもアポロシネマ8の平日レイトショーに行くとスカスカの館内ですが、この日はロビーも結構賑わってます
この賑わいこそこの映画の為の賑わいだったんです
いつもスカスカの場内は満員とは行かなくても3分の2ぐらいは埋まってます

(あらすじ)

古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。
たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。
そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実(上戸彩)と出会う。
ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……



かねてから予告の段階で興味津々だった映画の鑑賞です
私は昔から銭湯が好きです...今でも行ってます...と言うより風呂付きの家に住む機会が今まで僅かなだけなんですがね
古代ローマ人が現代の銭湯にタイムスリップ(それもスーパー銭湯のような節操のないものでなく、昔ながらの町のお風呂屋さんてのがイイ)してカルチャーショックを受ける面白さが絶品!

この映画は前半に阿部寛扮するローマ人がお風呂の桶やフルーツ牛乳、富士山の絵などに真剣に驚く様が可笑しく、また家風呂まで話を広げていくのが面白い。
トイレのウォシュレットの下りもベタだけど笑わす
この映画の一番の見せ場がここらの前半部分と言えると思います
そういう意味では笑いという部分では後半はややパワーダウンでしたね
でも映画全般としては面白かったし、戦争勝つためには温泉・・・という発想もユニークだ



またローマ人が古代ローマのシーンでは日本語を話してるのも個人的に良かった
外人のセリフも日本語吹き替えになってるところなんざ、昔の映画に出てくる外人俳優の吹替えを思い出したぞ
またそのローマ人(阿部寛)が現代の日本に来たらとたんに英語になる・・・

なんだかんだと結構楽しませてもらったこの映画
また続編を・・・といいたいところだが、この映画は銭湯における未知との遭遇のカルチャーショックが面白いので
もはやそれを体験してしまった後の話はこれくらいでいいか・・・



★★★★ 2012.5.11(金) アポロシネマ8 スクリーン6 20:55 E-16





劇団新感線 「シレンとラギ」

2012-05-12 00:23:33 | ライヴ&イベント



今回も見てきました劇団新感線
今回は「シレンとラギ」といういのうえ歌舞伎の最新作
客演に藤原竜也、永作博美、高橋克実などを迎えた時代劇ですが、相変わらず面白い設定で良く出来たストーリーです
でも何となく今回は先が読めるような展開ではあります
でもさすが今回は女性客が多いですね~まぁ前回もそうだったが・・・

主役の藤原竜也は初めて舞台で見たんですが、さすが映画やTVだけでなくこう言う舞台も経験してるだけに上手いですね
熱演しておりましたね~
そしてヒロインの永作博美は昨年は映画賞を総なめの勢いをそのままこの舞台に持ち込んでの熱演!
でもなんとなくセリフの喝舌がイマイチで、やけに早口で時折聞き取りにくいように感じました
何となくセリフも咬みそうな感じ・・・もしかして舞台には合わないのかな?
でも綺麗でしたよ・・・それだけで許そう・・・
高橋克実のTVのイメージとはガラリと違う悪役キャラもこの人の役者としての力量を見せてくれてます

いつもながら舞台はエネルギッシュで大掛かりなスケールの芝居です
シリアスなドラマの中に劇団新感線らしい笑いの要素も盛り込み、この劇団ならではのお約束ごとも嬉しいですね
殺陣の迫力はもちろん場面転換の鮮やかさ、そしてまるで映画のような回想場面の演出は特に感心しました

客演だけでなくお馴染みの、橋本じゅん、高田 聖子、粟根まこと、古田新太らの存在感は客演3人の中であっても、まったく負けることなくしっかり舞台を締めてくれています
これがこの劇団の強いところですね
次回作の五右衛門ロック最新作も期待したいところです



★★★★★ 2012.5.10(木) 梅田芸術劇場メインホール S席 2階 3列目42番(チケットぴあ)

No.032 「バトルシップ」 (2012年 130分 シネスコ)

2012-05-09 23:47:44 | 2012年劇場鑑賞
監督 ピーター・バーグ
出演 テイラー・キッチュ
   リアーナ
   浅野忠信



世間はゴールデンウイークも終わり通常の生活に戻りつつあります
私の映画鑑賞も大型連休らしく今月はまだ映画鑑賞出来てなくてやっとこさアポロシネマ8のレイトショーにて鑑賞です
今や恒例となりつつありますが、相変わらず観客もパラパラです

(あらすじ)

アメリカや日本など、各国の護衛艦がハワイに集まって大規模な軍事演習を敢行することに。
アメリカ海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)は、日本の自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)をライバル視しながら演習に参加。
そのさなか、沖合で正体不明の巨大物体が発見される。
人類からの友好的な呼びかけに応じて現われたエイリアンの母船だという科学者たちの推測に反し、彼らは突如として謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。



宇宙からやって来たエイリアンとアメリカ海軍が戦うと言う映画ですが、いわば「世界侵略 ロサンゼルス決戦」の海軍版ですね あちらは海兵隊とエイリアンの戦争だったんで至近距離の白兵戦が展開されたが、今回は宇宙船と軍艦と言う船同士の対決
ボードゲームが原作になってるようですが、ポイントポイントに移動する宇宙船に射撃していく駆逐艦はまるでたしかにゲームっぽい

これと言って新しいものはないんだが、その中で旧式軍艦と宇宙船を戦わすと言うクライマックスはまさに戦争抑揚映画!
アメリカという国の強さを全面に出したような映画です
また太平洋戦争を戦い抜いた旧海軍の退役軍人たちにも賞賛とともにスポットを当てられ、取り分け戦艦ミズーリのあちらこちらからお爺さんたちが現れてくる場面(さりげなく艦橋に腰掛けてたりする)はちょっと笑ってしまうくらい・・・
グッドなタイミングで戦闘機が飛んできたりするのも予想通りの展開でやや興ざめした
数カ国の国の合同軍事演習なんだが、終わって見れば新旧問わずアメリカ最強を見せつけられたような映画
旧式の方が実は・・・って言う展開にバトルシップのタイトルの意味がわかったよ
面白くってもそんな部分が見え隠れするとついつい白けてくるのは歳を取ったせいか・・・(笑)



日本人として浅野忠信が孤軍奮闘がんばってましたね
しかも主役の相棒という準主役級の扱いで・・・でもイマイチにインパクト弱いのはいつもながらか・・・



★★★ 2012.5.7(月) アポロシネマ8 スクリーン8 20:00 I-5