No.054 「エルム街の悪夢」 （２０１０年 ９８分 シネスコ）

監督　サミュエル・ベイヤー
出演　ジャッキー・アール・ヘイリー
　　　カイル・ガルナー
　　　ルーニー・マーラ
　　



つい先日「ハロウィン」のリメイク版の続編「ハロウィン２」を見たとこなのに早くもホラー映画のリメイク作品を見ることになりました
なんと「エルム街の悪夢」のリメイクだど！
レザーフェイス、ジェイソン、マイケル・・・ホラー映画の主要キャラは次々とリメイクされていきます
ネタ切れによる人気キャラクター頼りはますます激化してますが、それもフレディ・クルーガーの登場でネタ切れ違うかい？（後はキャンディマンくらいかな？）

（あらすじ）

エルム街の若者たちは一様に悪夢にうなされていた。
赤と緑のストライプのセーターに顔のやけどを隠すフェドーラ帽、鉄の爪を持つ男（ジャッキー・アール・ヘイリー）の夢だった。
ある日、夢を見た若者の一人が現実の世界でも殺されてしまう。
殺人鬼から逃れるには眠ってはいけないと気付いた彼らだったが……



７０～８０年代のホラーキャラを次々と２１世紀に復活させてきたマイケル・ベイの切り札的存在のフレディ・クルーガー。
オリジナルのストーリーに大筋そった展開ですが、致命的なのは肝心のフレディがな～
どうしてもロバート・イングランドのイメージが強いんでジャッキー・アール・ヘイリーの貌立ちに沿った特殊メイクによるフレディ像には「う～んチョイ違うぞ～」という違和感を感じてしまう・・・

レザーフェース、ジェイソン、マイケルなどは役者の顔が見えないけど、このフレディは特殊メイクしてるとはいえ顔立ちが出てしまう・・・となるとロバート・イングランドの顔立ちのフレディに印象が強いもんで、どうしてもジャッキー・アール・ヘイリー顔のフレディに抵抗を持ってしまった(慣れたらそうでもないのかも？)



オリジナルに出てくる浴槽から出てくる鉄の爪、天井を這いまわり絶命する犠牲者、袋入りの死体が学校の廊下に現れる等、名シーンはキッチリ押さえてるのはオリジナルファンとしてはニンマリ。
でもどのシーンもオリジナルを超えるインパクトはないがね・・・

リメイクという意味では適度に設定を変えながらもオリジナルの骨格を残してるので、悪い出来ではないと思いますが、フレディとヒロインにイマイチ魅力がないのが残念！
まぁオリジナルをリアルタイム(初見は違法海賊版ビデオ)で見てるからそういう目で見るからかも知れないがね・・・



★★★　２０１０．６．２６(土)　MOVIX堺　シアター１０　２３：１０　K-26