MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.001 「鑑定士と顔のない依頼人」(2013年 131分 シネスコ)

2014-01-06 00:00:33 | 2014年劇場鑑賞
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演 ジェフリー・ラッシュ
   シルヴィア・フークス
   ジム・スタージェス



1月3日と言う事でミナミに繰り出して映画を見にいきましたが、さすが繁華街はどこも人だらけ!
道頓堀も賑わっておりまして、演芸の角座なんて全ての回が満席のようです
人気のある飲食店はどこもかしこも行列です
そしてシネコンのなんばTOHOシネマズ別館へ行くと、この作品もかなり混雑のようで最前列2席残すばかり!
仕方なく久しぶりに最前列での鑑賞となりましたが、それにしてもさすが話題作です・・・と言うよりさすが正月です!

(あらすじ)

天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。
屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。
その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……



とにかくジェフリー・ラッシュが素晴らしいですね
あまり書くとネタバレなるかもしれないけど、あの死んだような気の抜けた目の演技・・・絶望感あふれる
その目の力の無さは見てる方も正月早々絶望的な気持ちになります
どんなシーンでそれがあるかは言えませんが・・・



正月一発目にしては地味だけど良く出来た作品を見る事が出来ました
目を奪うような肖像画の数々・・・その中で抱かれるように過ごすヴァージル
それを強調するような画面構成の計算された構図は見事この映画の本質を表してるように思いました
肖像画=虚像に魅せられて本当の愛情を知らなかった男が、真の愛と幸福を知った時に、その向こうに見えるもう一つの虚像に気が付かない・・・そんな悲しい男の物語

でもミステリー映画として画面やセリフに仕掛けなどがあり、映画としての作りも良く出来てると思います
ただ隣のおっさんがオチ直前にポツリとオチを言うたのがゲンナリだった・・・



★★★★ 2014.1.3(金) TOHOシネマズなんば 別館シアター12 15:10 A-12

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