MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

「イントゥ・ザ・サン」

2005-12-09 01:54:21 | 2005年劇場鑑賞
監督 ミンク
出演 スティーブン・セガール
    大沢たかお

スティーブン・セガール・・・強烈なまでの妥協なき格闘アクションはハリウッドのアクション映画のパターンを変えてしまった。
だいたいこう言うアクション映画はたいてい主役は一度は敵にやられて負傷したりするもんだが、彼の作品では主役(勿論セガール)はほとんどノーダメージ!一発一発がとても重そうな打撃技!瞬時に関節を決めてしまう関節技、そして何よりもたとえ相手が何人居ようとあるいは誰であろうと(たとえばラストのボスキャラでも)相手の攻撃を受けずに一方的に倒してしまうそのリアルファイトは「ハリウッド最強の男」あるいは「銀幕のバーリトゥーダー」の名に恥じないものでした・・・初期の頃は!
しかし年齢とともにその凄みも消え、ここ数年はどうも格闘アクション抑え目でむしろ銃器に頼りだした感じで、本来の素手での格闘ファイトに精彩を欠いておりました。
作品が公開されるたびに期待するんですが、劇場を後にする時は決まって「もうアカンね~」と呟いたもんでした

今回も期待3不安7で見に行きましたが、意外と最近の中ではなかなか良いではないですか!
日本が舞台て事もあり、水を得たように気合が入っててよろしい!
チンピラども相手に「10年早いで~」と大阪弁で一喝しながら一撃で片付けてしまう凄いセガール!(自動販売機に叩きつけ、缶ジュースがボコボコ飛び出る始末!)
かと思えば日本女性にプロポーズし♪指きりげんまん・・・て似合わないことまでしてしまうセガール!
お馴染みの奇抜なファッションでパチンコ店に出没!CR海物語のシマを堂々とかっ歩するセガール(ここでも格闘を披露し、ゴロツキをパチンコ台に頭を叩きつけて大フィーバーさす!)
英語と日本語と大阪弁を使い分ける国際人セガール・・・
まさに彼のいいとこが日本を舞台にしたこの作品で炸裂しておりました。
特に今回不覚にも敵の廻し蹴りをくらいダウンを奪われる!こんな時は昔なら強烈に倍返しで反撃するが、今回はどうかな?と思ったら今回も相手は悲惨な目にあいます(この爽快感がセガール映画やね)
こんなセガールが見たかった!て感じで内容よりそれだけで充分でした

また日本の配役で特に新興ヤクザのボス黒田を演ずる大沢たかおの悪役ぶりは特筆ものです。
最近こんな役を時折りしてますが、こんなに悪役が似合う俳優になるとは正直のりピーの憧れの先生役の頃には想像出来ませんでしたよ。
彼の芝居の幅の広さに驚きますね~いい役者になりました
寺尾聡や伊武雅刀、豊原功補など日本人キャストも適材適所の配役で、セガールを骨抜きにした和服美人は藤あやこ似の女優さんでセガールに見出された新人らしい・・・山口佳奈子さん・・・今後出てくるかな?覚えておこう
またコロッケが無意味なモノマネを披露し、ハリウッド映画ながら野口五郎と五木ひろしのネタします(外人見ても判らんやろう・・・)

クライマックスは豊原功補と日本刀を片手に「これで人切るで、これはよう切れるで・・・」と高倉健とマイケル・ダグラスのようにまたは高倉健と池部良のように敵のアジトへ殴りこみ!ここで見事なソードアクションを披露し、いよいよ大沢たかおとソードファイト!(でも大沢の腰の引けた構えを見ただけで勝負合ったけどね)

英語と中国語と日本語と大阪弁が飛び交う久々にセガール映画で満足出来た最近の中の数少ない一本

ちなみに主題歌はセガール(!)調子乗りすぎやぞ・・・

★★★★ 2005.12.8 布施ラインシネマ10 スクリーン8

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