監督 源孝志
出演 豊川悦司
井川遙
原田知世
クリスマスと言えば毎年それぞれの人に取って大きなイベントであったり大事な日であったり、あるいは私のように特別あまり関係がなかったりするんですが、この作品はそのクリスマスイブの夜に東京が大停電になるという設定で、その中で12人の男女たちのそれぞれのエピソードを散りばめた群像劇であり形こそ色々あるがそれぞれのラブストーリーでもある。
天体観測していた少年は偶然飛び降り自殺しょうとしている若い女性を見つけ、そしてその女性はある事情で人生を投げようとしていた
過去の女性を今だ想い引きずっているジャズバーのマスターとそのバーをいつも見ているその向かえのキャンドル店の女性
あるヤクザものは刑務所から出てきて女に会いに行けばすでに女は結婚し平凡な主婦・・・その女はヤクザな男の帰りを待っていたが、時とともに女としての幸せに生きてい・・・
夫婦との間が冷め切りそれぞれ離婚を考えていた夫と妻・・・それぞれにある秘密を抱えて
イブの夜に会社の上司との不倫を清算するOLと遠い故郷の彼女に想いを馳せる中国人の留学生
定年を向かえ孫たちとのクリスマスパーティを楽しみにしていた男と夫に隠し通してきた過去を打ち明けようとするその妻
停電により派手なイルミネーションで賑わうはずだった大都会が闇に閉ざされ、その暗闇の孤独感の中でそれぞれが抱えている問題に直面した時、暗闇だからこそ見えてくる自分に取っての本当に大切なモノ・・・闇の中で僅かに照らされるそれぞれの灯りの中で見えてくる真実な想いがやがてそれぞれの心の中に「小さな奇跡」をもたらす聖なる夜のファンタジー
決して涙が出るような作品ではないんですが、どこか暖かい人の心を暗闇の中で照らされる灯りの中で表現される映像は実にファンタジックでよろしいです。
その灯りがキャンドルの灯りであったり満天の星空の灯りだったり、または携帯電話の灯りだったりするんですが・・・
特に蝋燭てのはこういう事態になると大事になってくるのはひしひしと感じました。
最近の家庭に蝋燭を置いてるとこって少ないかも知れないですな。
この作品の中でも田端智子扮するのぞみの経営するキャンドル店が大繁盛してあっと言う間に完売します。
またトヨエツ扮するジャズバーの店主のある想いに関するエピソードも切なく一番印象的でしたが、このエピソードはもっともクリスマスらしいロマンチックな話だが・・・その結末は言えません(このエピソードのクライマックスの映像は実にファンタジックに撮られております)
この手の作品は微妙にまったく関係のなかったそれぞれのエピソードが交差したりするんですが、この映画も微妙に交わっていきます。
あまり不自然でなくうまくその辺はまとめていましたね。
芸達者な12人の俳優があってこそ出来上がった作品で特に原田知世は年とっていい女になりました
それと劇中出てくるアメリカの防衛機関がサンタクロースの現在地をレーダーで追ってる言う話は現実に子供たちの為に国家機関で行われてるらしいですね
こんな粋な「嘘」を国家レベルでしてるトコなんかはアメリカらしいエピソードですね
★★★★ 2005.12.8 布施ラインシネマ10 スクリーン6
出演 豊川悦司
井川遙
原田知世
クリスマスと言えば毎年それぞれの人に取って大きなイベントであったり大事な日であったり、あるいは私のように特別あまり関係がなかったりするんですが、この作品はそのクリスマスイブの夜に東京が大停電になるという設定で、その中で12人の男女たちのそれぞれのエピソードを散りばめた群像劇であり形こそ色々あるがそれぞれのラブストーリーでもある。
天体観測していた少年は偶然飛び降り自殺しょうとしている若い女性を見つけ、そしてその女性はある事情で人生を投げようとしていた
過去の女性を今だ想い引きずっているジャズバーのマスターとそのバーをいつも見ているその向かえのキャンドル店の女性
あるヤクザものは刑務所から出てきて女に会いに行けばすでに女は結婚し平凡な主婦・・・その女はヤクザな男の帰りを待っていたが、時とともに女としての幸せに生きてい・・・
夫婦との間が冷め切りそれぞれ離婚を考えていた夫と妻・・・それぞれにある秘密を抱えて
イブの夜に会社の上司との不倫を清算するOLと遠い故郷の彼女に想いを馳せる中国人の留学生
定年を向かえ孫たちとのクリスマスパーティを楽しみにしていた男と夫に隠し通してきた過去を打ち明けようとするその妻
停電により派手なイルミネーションで賑わうはずだった大都会が闇に閉ざされ、その暗闇の孤独感の中でそれぞれが抱えている問題に直面した時、暗闇だからこそ見えてくる自分に取っての本当に大切なモノ・・・闇の中で僅かに照らされるそれぞれの灯りの中で見えてくる真実な想いがやがてそれぞれの心の中に「小さな奇跡」をもたらす聖なる夜のファンタジー
決して涙が出るような作品ではないんですが、どこか暖かい人の心を暗闇の中で照らされる灯りの中で表現される映像は実にファンタジックでよろしいです。
その灯りがキャンドルの灯りであったり満天の星空の灯りだったり、または携帯電話の灯りだったりするんですが・・・
特に蝋燭てのはこういう事態になると大事になってくるのはひしひしと感じました。
最近の家庭に蝋燭を置いてるとこって少ないかも知れないですな。
この作品の中でも田端智子扮するのぞみの経営するキャンドル店が大繁盛してあっと言う間に完売します。
またトヨエツ扮するジャズバーの店主のある想いに関するエピソードも切なく一番印象的でしたが、このエピソードはもっともクリスマスらしいロマンチックな話だが・・・その結末は言えません(このエピソードのクライマックスの映像は実にファンタジックに撮られております)
この手の作品は微妙にまったく関係のなかったそれぞれのエピソードが交差したりするんですが、この映画も微妙に交わっていきます。
あまり不自然でなくうまくその辺はまとめていましたね。
芸達者な12人の俳優があってこそ出来上がった作品で特に原田知世は年とっていい女になりました
それと劇中出てくるアメリカの防衛機関がサンタクロースの現在地をレーダーで追ってる言う話は現実に子供たちの為に国家機関で行われてるらしいですね
こんな粋な「嘘」を国家レベルでしてるトコなんかはアメリカらしいエピソードですね
★★★★ 2005.12.8 布施ラインシネマ10 スクリーン6
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