MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.030 「M★A★S★H マッシュ」(1970年 116分 シネスコ)

2011-05-03 00:06:33 | 2011年劇場鑑賞
監督 ロバート・アルトマン
出演 ドナルド・サザーランド
   エリオット・グールド
   トム・スケリット
  


第2回午前10時の映画祭からの鑑賞です
ほんとこの企画は目から鱗で、よもやこの時代にスクリーンで見れるとは・・・という作品が次々公開されています
この映画も昨年まではまさかスクリーンで見れるなんて想像もしませんでした。
館内もそこそこ平日の夜にしてはお客さんも入ってるように思いました
年配から若い人まで意外と幅が広い客層ですね

(あらすじ)

朝鮮戦争の野戦病院に、人手不足から二人の医師が補充された。
ところがこの医師たち、軍規を無視してやりたい放題。
いかつい女性将校をからかうのに夢中になってしまう……



この映画はTVシリーズ化もされていて中学生の頃よく深夜やってるのわ見たもんでした
アラン・アルダ主演のこのドラマは今となっては細部まで思い出されないけど、この映画同様にブラックコメディテイストなドラマで、毎日(たしか平日の深夜連日放送してた)夜更かしして見ていました
テーマ曲も映画同様♪Suicide Is Painlessでしたが、歌なしのインストバージョンだった。

この映画のオープニングはその♪Suicide Is Painlessが流れる中、ジャングルの上を飛ぶヘリコプターが野戦病院に降り立つところからはじまります
まさに観客が野戦病院のドラマの中にこのヘリコプターに連れて来られたかのように・・・
でもそこで描かれるのは戦争の悲惨な姿というよりは、最前線からやや離れた場所での戦時下の逸話?とも思ってしまいそうな実に軽々しい連中によるドンチャン騒ぎのような世界。
女将校にセクハラは当たり前で、野戦病院という中での下ネタ連発の群像劇・・・と言えばいいのな?



でもこの映画を表するによくいわれる戦争への風刺というのが、最前線でありながら気まま勝手に過ごす登場人物たちの姿に込められてるのでしょう
戦争場面は出てきませんが、その変わり戦争で負傷した兵士たちは画面に登場します
映画のノリにしてはやけにリアルなオペのシーンはこの映画はなんだかんだ言っても野戦病院の話なんだぞと、軽々しい登場人物らによるコメディ気分で見てる観客に改めて認識させられてるようです
主題歌の歌詞にあるような「自殺なんか怖くないよ」と言った歌詞が、今の時代に聞くと何かと戦争に関わるアメリカの戦争に対する破れかぶれのような自虐的な歌に聞こえる



★★★★ 2011.4.28(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 20:45 C-3

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