MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.086 「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」(2009年 155分 ビスタ)

2009-09-04 23:38:44 | 2009年劇場鑑賞
監督 堤幸彦
出演 唐沢寿明
   豊川悦司
   常盤貴子



布施ラインシネマ10の夏のポイントキャンペーンで、貯めに貯めたポイントを弾き替えたら2本分無料鑑賞になりました・・・
と言う訳で気分上々での映画観賞は、「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」
オチを聞いてしまわないうちに・・・と言う事で予定を変更して早々の鑑賞です。
いよいよ1年かかりで公開された20世紀少年3部作もついにこの作品で大団円を迎えますね。
原作とオチが違うと言われてますが、原作知らないのでどう違うかは分かりません!
さてどんな結末になるのでしょうか?

(あらすじ)

“ともだち歴3年”の2019年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。
都民の行動は完全に制限されていた。
そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていたケンヂ(唐沢寿明)が突然現われる。



1作目はいろんな意味で面白かった・・・いろんな登場人物が出てきて、どうストーリーが転がるのか?と見どころもあった。
2作目は成長したカンナを中心にドラマがテンポよく進行していき3部作中一番動きのあるドラマだった。
そしてこの第3作の大きな焦点はズバリ“ともだち”は誰か?
この部分が大きな割合をどうしても占めてしまいます。

巨大ロボットがどんなに暴れても、UFOがどれだけ細菌をばらまいても、結局誰が“ともだち”なのか?
そこばかり気になってたら今回はどうもストーリーが過去2作と比べて、イマイチな感じでした。
カルト集団VSテロ集団の世界の存亡を賭けた対決なんだけどね~

この映画は1作目から描かれてるようにイジメなどによる孤独な少年時代がもたらす悲劇が根底にあるように感じます。
“ともだち”が何故あそこまでにモンスターになっていったのか?
そこらの答えは現代にも通じる社会問題と関連しているように思います。

     

    ☆☆☆☆☆ネタバレ注意報発令! 見にいく人は読まないでね☆☆☆☆☆



























































“ともだち”の正体は正直、私は驚かなかった・・・予想どうりでした。
たぶん結構予想していた人は多いでしょうね。
一応解決して終わるこの3部作ですが、エンドロールの後にストーリーは違った方向に動きだす・・・

ケンジはある行動に出るのですが、これが言わば{一応丸く収まって解決したんだけど、本当の真実は自分しかしらない・・・この胸の中に収めておこう・・・墓場まで持って行こう・・・}的な事をエンドロール後に我々に見せてくれます。
これがよくあるエンドロール後のエピローグと言うような物でなく、10分は続くような本格的なドラマ・・・ここまでするんならエンドロール前に見せてほしいよね。

エンドロールで席を立った人は言わば表向きの結末しか知らないまま、この映画を語ることになってしまうのであります。
それってどうかな~?ま、大半の人は最後まで見てるけどね~
三部作としては結構良く出来た映画だったけど、最後の最後でチョイと下げたかな~



★★★ 2009.9.3(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 16:15 J-17

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