MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.08「ヤクザと憲法」

2016-02-20 11:59:04 | 2016年劇場鑑賞




十三第七芸術劇場で鑑賞
平日の昼間なのになんと数十年ぶりの立見で見ることになった!
補助席出ていてもまだ足らずに立見と言う大盛況にはまずはビックリ
この作品の注目度の高さが伺えます

西成の指定暴力団の東組を中心とした組織をカメラが追うドキュメンタリーなんですが、これがヤクザ事務所の日常を追ってるので、なかなか覗けないヤクザのリアルな日常世界に見入ってしまいます
さり気なくヤクザな人たちを聞きにくいことまで取材していく姿勢は大したもんだ
ケースに入った長い物体があれば「マシンガンですか?」とか「ピストルとか何処に置いてるんですか?」などの突撃取材にヤーさんたちも苦笑い(笑)
しかし丁寧にキチッと答えてる姿は予め取材や撮影に関して取り決めがあるとは言え好感を持ててしまいます
それに対して家宅捜査の警察官のガラの悪い事…なんか対照的で面白いね

若い組員を子供のように可愛がる幹部や、新世界の居酒屋のおばちゃんは警察なんかより、ヤクザの方がずっと頼りになるような事は言うし、取材に丁寧に敬語で応じてる姿は恐そうだけどみんな良い人?と思ってしまいそうだが、しかし覚せい剤らしきものをやり取りしてたり、謎のお金の存在を笑顔でノーコメントで乗り切る姿はやはり違法行為をしてるアウトローたちである事は変わりないのであります

ただこのドキュメンタリーはヤクザにも生活があり、家族がいると言う人間としての生活がある事に踏み込んでいきます
父親がヤクザって事で保育園に入れなかったり、給食費も払えないし、ローンも組めない…そんなヤクザに人権払えない無いのか?と言うテーマに差し掛かると反社会勢力のアウトローとはいえ
家族や子供は…となると「チョット待てよ」と考えさせれる





★★★★ 2016.2.18(木) 第七藝術劇場 13:45 立見

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