MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

思い出名画座 vol.15 「道頓堀東映パラス」

2021-03-16 08:46:00 | 映画館






道頓堀東映パラス
道頓堀東映の下にあった地下の映画館です
今回は地下の道頓堀東映パラスだけ紹介します
道頓堀東映は邦画の東映で、地下は洋画を中心に上映していたんですが、ここの映画館に足を運んだのは以外と遅く20歳を超えた大人になってからでしたね

何が最初かは忘れましたが、印象に残ってる映画はまずは「死霊のえじき」
ジョージAロメロ監督のゾンビ3部作の3作目ですが、1986年公開当時はレンタルビデオにハマっていて、劇場には行かずビデオ化まで待っておウチで映画を見ていた頃でしたが、さすがこの作品だけは劇場で見たい!と言う事で前売り券買って見に行ったもんでした
鑑賞当日に劇場前に来たら前の回の上映が終わって出てきたカップルの女性が今にも吐きそうな顔して出てきたのが印象で、ますます期待が高まり、そしてオープニングの壁から無数のゾンビの手が飛び出てくる場面では、前の女子高生グループが仰け反っていた
そんな楽しいひと時を過ごせたのもここでした

ここの劇場の株主招待券をある日貰って、期限がギリギリなので、当時ここでたまたま上映してた全くのノーマークの知らない作品を無理矢理見に行った事がありました
ジョディ・フォスターにアンソニー・ホプキンス…出てる役者は凄いけど「羊たちの沈黙」て何の映画やねん?
ハズレでもタダやし…と軽い気持ちで見に行ったら、これが戦慄するぐらい大当たりの面白さで得した気分になりました(笑)

また東映系の株主招待券が金券ショップで出回っていて、よく格安で買って見に行きましたね
1ヶ月ごとに発行されているので、有効期限は1ヶ月と言うことになりますね
劇場入り口付近に行くとお客さん殆どがこの株主招待状持ってるて言う事もありました
株主招待券は混雑の場合は入場お断りする場合がありますと書かれてるが、平日夕方に行く私はあり得ないと思ってたら一度だけありました
ニコラス・ケイジ主演の「救命士」の時は平日夕方なのに場内満員で入場断られました!
その日は月末の最終日…株主招待状は月替わりに発行されてるので、有効期限最終日だった訳です
ここの劇場は招待券しか来ないんかい!(笑)

「スタートレック 叛乱」ではトレッキー達で満員に近い入りでパンフレットは売り切れ!
圧巻は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で超話題作って事で地下の狭い場内まさに鮨詰めの超満員!
立見だけでなく真ん中の座席間の通路に座って見る人まででる始末の大フィーバーでした








ここの劇場は道頓堀東映の脇の階段から降りた地下にあるんですが、いかにも昔の中規模劇場って感じで好きでしたね
ロビーから中に入ると後ろからスクリーンの方を見たらフロアがやや斜めに傾いてるんですよね
そんなとこも昔の劇場って感じです



↑今は道頓堀東映、東映パラスの跡地はドラックストアとカラオケ…(泣)

懐かしいこの劇場は近隣になんばパークスシネマと言うシネコンのオープンに伴い道頓堀東映と共に閉館となりました
道頓堀東映、東映パラス、角座1.2(旧SY角座、松竹角座)、浪速座1〜2(旧道頓堀ピカデリー) 松竹座…
私の若き頃は道頓堀は映画館多数ありましたが、今は映画館は一切無くなりました
映画館ある頃は道頓堀も毎週のように通ってましたが、今は滅多に近寄らなくなりました