MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.033 「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」(2012年 110分 シネスコ)

2014-05-06 23:48:19 | 2014年劇場鑑賞
監督 ダリオ・アルジェント
出演 トーマス・クレッチマン
   アーシア・アルジェント
   ルトガー・ハウアー



シネマート心斎橋に待望のダリオアルジェントの新作「ドラキュラ」の鑑賞
本日初日って事でアルジェントファンやホラーマニア風の方々が集結!
入場時はたいがいの人がパンフレットの入った袋もってると言う微笑ましい光景にニンマリ
オリジナルシャツは買った人は居るのかな?
監督目当てで来るファンが居ると言うホラー映画では今では貴重な存在のダリオアルジェント監督の最新作は期待どおりかな?


(あらすじ)

19世紀末のトランシルバニア。
ドラキュラ伯爵(トーマス・クレッチマン)の屋敷で行う図書館司書の仕事を紹介してもらおうと、妻・ミナ(マルタ・ガスティーニ)の友達であるルーシー(アーシア・アルジェント)のつてを頼ってパスブルクという小さな村へ向かったジョナサン・ハーカー(ウナクス・ウガルデ)。
だが、それは美しいミナを手に入れようとたくらむ吸血鬼ドラキュラの策略であった。
虎視眈々(たんたん)と彼女を狙うドラキュラであったが、その前に吸血鬼研究者のヴァン・ヘルシング(ルトガー・ハウアー)が立ちはだかる。



以外?と大筋は原作に忠実に沿った感じの作りですね
登場人物をだいぶん端折ってるけど、期待をあまり正直してなかった分、結構楽しめた
この監督の作品の見どころはなんと言ってもアルジェントらしさが出てるかどうか?
と言う部分なんですが、その意味ではあまりアルジェントらしい雰囲気はなかった
でも1本のドラキュラ映画としてはまずまず面白く見れました
また音楽もお馴染みのクラウディオ・シモネッティらしい音楽でなく王道的な怪奇映画風だったりして、ゴブリンのような曲調とは異なります(エンディングの曲はいつもの感じだったけど)

そういう意味でもこの怪奇映画の古典に真摯に取り組んだ感じが出てます
でもドラキュラがカマキリになるのは如何なものか・・・何の冗談だと思ってしまった
眼球が飛び出したり、顎を撃ちぬいた銃弾が口の中を貫通していくスローモーションなど、アルジェント監督らしいこだわりを見せるにはファンへのサービス?



トーマス・クレッチマン扮するドラキュラはあまりインパクトが感じないのは
どうしてもクリストファー・リーのイメージで見てしまうからか?
高貴な貴族の雰囲気と言う感じなく、金持ちの野蛮なバケモノ的な感じでした
ドラキュラ伯爵というよりバンパイア・・・て言う感じでやや残念
でもルトガー・ハウアーのヘルシング教授は雰囲気は出てました
後・・・なんでもかんでもアーシアを使わなくてもいいように思うのだが・・・親ばかなのかね~



★★★ 2014.5.3(土) シネマート心斎橋 スクリーン2 21:00