MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.029 「レッド・ティアーズ」(2011年 87分 ビスタ)

2012-04-27 22:32:12 | 2012年劇場鑑賞
監督 辻本貴則
出演 倉田保昭
   石垣佑磨
   加藤夏希



久しぶりにシネマート心斎橋での鑑賞は倉田保明主演作と言うマニアックな作品となりました
随分前にイエロードラゴンと言う作品を天六ユウラク座で見て以来の倉田保明主演作
今回は猟奇連続殺人を追う刑事役と言うことですが果してこれは倉田映画ではミステリーサスペンスなのでしょうか?

(あらすじ)

頭部を切断された遺体が次々と発見される事件が発生。
事件を捜査する刑事の鉄雄(石垣佑磨)は、犠牲者をとらえた写真に一緒に収まる紗代子(加藤夏希)に心惹(ひ)かれるように。
偶然にも彼女と出会って恋仲になる鉄雄だが、紗代子は頭部切断事件に深くかかわっている吸血鬼一族の血を引く者だった。
そんな中、鉄雄の先輩である三島(倉田保昭)が警視庁の超法規的特殊部隊を率いて吸血鬼一族の壊滅作戦を遂行する。
都会に棲息する吸血鬼たちを抹殺していく三島は、ついに紗代子の前に現われる。



映画としては三流のB級映画と言った感じの作品で割と何かと出てる加藤夏希と山口果林はともかく倉田保明筆頭にそれ以外役者の芝居の下手なこと!
台詞もとても役者と言い難い台詞まわしだし何故か時折関西弁で話す倉田保明に違和感あり(笑)
猟奇連続殺人がいつしかバンパイア映画になってる中盤はもうなんでもあり!

ストーリーは別にしてアクション映画として見ればやはりありきたり
クライマックスのバンパイア親子と倉田保明との対決は90年代初頭の香港映画を思いだしたぞ
軽々空中に飛びワイヤー全開の無茶ぶりバトルはかつての香港映画っぽい倉田テイストを感じる
映画の内容&役者の芝居云々より後半のバトルだけ割り切って見れば珍品として楽しめる人は楽しめるかもよ
なんだかんだと倉田保明のワンマンショーなんだからね
唐突に腰から日本刀を抜き(どこに隠しててん!)居合切りを見せたかと思えば、車に思いっ切り跳ねられても立ち上がり、さらに突進してくる車を片手でを食い止める...100本記念に相応しいやり切りぶりは笑うしかないね



そして何よりまさか倉田保明VS加藤夏希戦が実現するとは夢にも思わなかった
加藤夏希もよくこんな役引き受けたもんだ・・・
スパイダーウォークのようなエビぞりや肘から刃物見たいな突起物が生えてきたり、倉田保明の首をを股ぐらで締めつける(笑)
あげくコウモリの巨大な羽根が生えてきて飛び立つ・・・
このハチャメチャな妖術合戦級の2人の異色対決は珍品としては見物ですな



★★ 2012.4.26(木) シネマート心斎橋 スクリーン2 16:30 整理番号5