MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.017 「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年 158分 シネスコ)

2012-03-05 00:43:22 | 2012年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ダニエル・クレイグ
   ルーニー・マーラ
   クリストファー・プラマー



この日二本目は公開されて約一ヶ月ほどたつ「ドラゴンタトゥーの女」です
オリジナル版は劇場では見てなくてCSで見ました
なかなか面白い作品でしたが、今回はハリウッドのリメイクだからオリジナル版よりも派手に娯楽指向になるのかな?
でも監督がデビットフィンチャーだけに一筋縄には行きそうにないかな?

(あらすじ)

月刊誌「ミレニアム」で大物実業家の不正行為を暴いたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)。
そんな彼のもとに、ある大財閥会長から40年前に起こった兄の孫娘失踪(しっそう)事件の調査依頼が舞い込む。
連続猟奇殺人事件が失踪(しっそう)にかかわっていると察知したミカエルは、天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)にリサーチ協力を求める。



オリジナル版は淡々としたイメージがあったこの作品ですが、今回のリメイクはテンポよく尚且つじっくりとストーリーを辿れる展開で158分と言う長尺にかかわらず疲れることなく楽しめる作品になっている
特にオリジナル以上にドラゴンタトゥーの女であるリズベッドを前面に出している
バイオレンスとエロがオリジナルより増量なのはさすがハリウッド映画らしいけどミステリー映画としてもキッチリとツボを押さえてると思います

前半リズベッドとミカエルを交互に描き、やがて二人の距離が近づいていきストーリー上に交わる作りは良く出来てましたね
このリズベッドを演じたルーニー・マーラがスレンダーの身体を惜し気もなくさらけ出し体当たりでこの大役を熱演!
かのジェームスボンドもたじろぐほど腰を振りまくるエロさは「ソーシャルネットワーク」の女子大生とは想像もつかない変わりぶり!残りの2作品も登板するんかな?



前半は忌まわしい一族について調べていくとこはミステリー映画らしいし、なんかダニエルグレイグが金田一耕介見たいに見えてきたわ(笑)
リズベッドが本筋に交わりだしてから一気に謎解きミステリーからサスペンス度が高まり、ストーリーのテンポが加速するところは淡々とした展開のオリジナルより馴染みやすい
ここらは好みかも知れないけど・・・
終盤はラストまで結構蛇足的にドラマは続くけど、意外と切なく淋しい映画の終わり方がデビットフィンチャー監督らしからぬ幕引きで少しグッときた!



★★★★ 2012.3.1(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 20:40 H-25