監督 F・ゲイリー・グレイ
出演 ジェラルド・バトラー
ジェイミー・フォックス
レスリー・ビブ
この日は敷島シネポップにて鑑賞。
いつの間にかS・セガールの「沈黙の復讐」は終わってる・・・短い上映だったな
今度はジャッキー祭りらしいです。
初期のまたは全盛期の作品がスクリーンで見れるのはうれしいですね
でも全てブルーレイまたはDVDでの上映らしい・・・公開当時のプリントでないなら初期の作品群の日本公開版のみの主題歌やスパルタンXのあのテーマ曲は聞けなさそう・・・
(あらすじ)
クライド(ジェラルド・バトラー)は自宅に押し入った強盗に妻と娘を殺害され、自身も刺されて重傷を負う。
犯人二人は逮捕されたものの、フィラデルフィア随一の有罪率を誇る敏腕検事ニック(ジェイミー・フォックス)は確実に有罪にするため司法取引を持ちかけ、結果主犯格の男が数年の禁固刑で済んでしまう。
妻子を無惨にも強盗に殺された男のリベンジムービーですが、こう言うシチュエーションはチャールズ・ブロンソン主演のかつての名作「狼よさらば」を連想してしまいます
ただその辺のアクション映画としてのリベンジムービーだと思ったら大間違いで、主人公の標的は司法取引で罪が軽減された妻子を殺した犯人だけでなく、司法制度と言う名の元で生じる大きな矛盾や問題点であると言うところが今までと少し違う所です
出所した犯人を惨殺し、計算通りに自ら刑務所に入りそこで様々な駆け引きでジェイミー・フォックス扮する検事に司法制度の問題点を追求しようとする
しかもそれと同時に妻子の事件に関わった全ての関係者を抹殺していく・・・
ストーリーが進むにつれてこの主人公が悪役のようにさえ思えてくる
その用意周到な手口や仕掛けはまさにSAWシリーズのジグゾー見たい!
実際の犯人への復讐も法的に裁かれ死刑になるにもかかわらず、単に安らかに死なせず、また軽減された犯人にはフグの毒で痺れさせ「ホステル」ばりの生解体までやってのける
冒頭行きなり強盗が押し入りアッと言う間に凶行に及ぶシーンが衝撃的なオープニングではあるが、ハイテンポな描写ですぐ司法取引のシーンに繋がるために主人公の無念さや怒りがやや見る側に伝わるのが弱いように思う。
それだけに実行犯だけでなく検察官などへの復讐が逆恨みでイカた男の暴走に見えてしまう。
もう少しこの裁判などのシーンを時間かけて描いてくれたら主人公の傷みを観客ももっと共有できたかも知れず残念です
しかしこの事件に関わった検察官や裁判官への復讐は気持ちはわかるが、なかなか理解しがたい凶行と見る向きもあるでしょうね
裁判官に法律を盾に保釈を求める場面で裁判官を論破し、保釈認めさせると同時に危険人物を野放しにする法律の矛盾をまくし立てる場面などはまさに主人公に裁判官たちが手玉に取られるのがよくわかります
でも刑務所にいながらにして次々と凶行重ねる手段のカラクリは見てのお楽しみとして、異色のリベンジムービーとしてはなかなか面白かったです
★★★★ 2011.2.3(木) 敷島シネポップ2 17:20 I-8
出演 ジェラルド・バトラー
ジェイミー・フォックス
レスリー・ビブ
この日は敷島シネポップにて鑑賞。
いつの間にかS・セガールの「沈黙の復讐」は終わってる・・・短い上映だったな
今度はジャッキー祭りらしいです。
初期のまたは全盛期の作品がスクリーンで見れるのはうれしいですね
でも全てブルーレイまたはDVDでの上映らしい・・・公開当時のプリントでないなら初期の作品群の日本公開版のみの主題歌やスパルタンXのあのテーマ曲は聞けなさそう・・・
(あらすじ)
クライド(ジェラルド・バトラー)は自宅に押し入った強盗に妻と娘を殺害され、自身も刺されて重傷を負う。
犯人二人は逮捕されたものの、フィラデルフィア随一の有罪率を誇る敏腕検事ニック(ジェイミー・フォックス)は確実に有罪にするため司法取引を持ちかけ、結果主犯格の男が数年の禁固刑で済んでしまう。
妻子を無惨にも強盗に殺された男のリベンジムービーですが、こう言うシチュエーションはチャールズ・ブロンソン主演のかつての名作「狼よさらば」を連想してしまいます
ただその辺のアクション映画としてのリベンジムービーだと思ったら大間違いで、主人公の標的は司法取引で罪が軽減された妻子を殺した犯人だけでなく、司法制度と言う名の元で生じる大きな矛盾や問題点であると言うところが今までと少し違う所です
出所した犯人を惨殺し、計算通りに自ら刑務所に入りそこで様々な駆け引きでジェイミー・フォックス扮する検事に司法制度の問題点を追求しようとする
しかもそれと同時に妻子の事件に関わった全ての関係者を抹殺していく・・・
ストーリーが進むにつれてこの主人公が悪役のようにさえ思えてくる
その用意周到な手口や仕掛けはまさにSAWシリーズのジグゾー見たい!
実際の犯人への復讐も法的に裁かれ死刑になるにもかかわらず、単に安らかに死なせず、また軽減された犯人にはフグの毒で痺れさせ「ホステル」ばりの生解体までやってのける
冒頭行きなり強盗が押し入りアッと言う間に凶行に及ぶシーンが衝撃的なオープニングではあるが、ハイテンポな描写ですぐ司法取引のシーンに繋がるために主人公の無念さや怒りがやや見る側に伝わるのが弱いように思う。
それだけに実行犯だけでなく検察官などへの復讐が逆恨みでイカた男の暴走に見えてしまう。
もう少しこの裁判などのシーンを時間かけて描いてくれたら主人公の傷みを観客ももっと共有できたかも知れず残念です
しかしこの事件に関わった検察官や裁判官への復讐は気持ちはわかるが、なかなか理解しがたい凶行と見る向きもあるでしょうね
裁判官に法律を盾に保釈を求める場面で裁判官を論破し、保釈認めさせると同時に危険人物を野放しにする法律の矛盾をまくし立てる場面などはまさに主人公に裁判官たちが手玉に取られるのがよくわかります
でも刑務所にいながらにして次々と凶行重ねる手段のカラクリは見てのお楽しみとして、異色のリベンジムービーとしてはなかなか面白かったです
★★★★ 2011.2.3(木) 敷島シネポップ2 17:20 I-8