MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

「シンデレラマン」

2005-10-10 01:41:19 | 2005年劇場鑑賞
監督 ロン・ハワード
出演 ラッセル・クロウ
    レニー・セルウィガー


貧困な生活が続く中、仕事にあぶれ電気さえ止められてしまう中、降って湧いたラッキーチャンス・・・どん底の中から立ち上がるサクセスストーリー物として有名な「ロッキー」がありますが、この映画も同じくボクシングを題材とした作品(実話)
しかしロッキー以上に生活観溢れる描写があり、実話という事もあり生々しいですね
お腹一杯ステーキを食べる夢を見たといい、自分の分の夕食を子供に食べさしたり、電気を止められ近所の柵を壊し焚き火にして暖を取ったり・・・
それだけに家庭の為にチャンスに奮起する主人公ジムに対する見るものの思い入れが強く、感動してしまうのでしょうね(1つ下で紹介の作品とは大違い!)

家庭を守る為、子供のミルク代を稼ぐためと一度は辞めたボクシングに挑むのも、自己の誇りのため戦ったロッキーとは違いがありますね。
でもボクシングシーンの迫力は「ロッキー」を思わすぐらいスリリングで迫力がありました。
実在したこのボクサーは私は知らないので実際に試合シーンを見てて勝つのか負けるのか分からないのもスリリングさに一役買ったかな?

ラッセル・クロウが少し体型を絞ってこの人物を演じてますが、家庭的なパパさんファイターを上手く演じてましたね
途中相手に挑発され、無視してサラリとかわして替わりに熱くなったトレーナーをなだめる場面は私生活と反対やがな・・・なんて思いましたがね
そのトレーナーを演じるポール・ジアマッティがまたうまいですね~
とてもいい味だしてて印象的です。

144分と長尺ながらも大恐慌時代の庶民の生活や激しい拳闘の場面等、人間ドラマを深く描くなかでのアクションが相まって全然長さを感じさせない作品です
(1つ下で紹介の映画とは大違い・・・)

★★★★ 2005.10.9 千日前国際劇場