MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「セブンソード」

2005-10-07 01:44:56 | 2005年劇場鑑賞
香港のスピルバーグことツイ・ハークが監督したこの超大作
「七人の侍」を当然イメージしたストーリー展開に善と悪がハッキリした分りやすい構成、そこにからむ愛と七剣志たちの団結と友情!見ごたえたっぷりの2時間33分・・・となるハズなんでしょうが、やけに長く感じてしまう展開に一体誰が誰やらよく判らない人物構成等、演出に問題ありな一篇です
何本か過去にも監督してるけど、やはりプロデューサー業に専念してた方がいいのでは?
チェンカイコーやチャンイーモウなど世界的に名を売り出した中国人監督に負けじと「香港のスピルバーグで終わってたまるか!」と気迫の監督作かも知れないが、どうも人物描写に難があるような気がします。
一番のスターであるはずのレオン・ライも影薄いし、ドニー・イェンもさすが派手なアクション連発するけど何か孤立無援見たいで彼一人が大技アクション担当の感じ。
やはり中心キャラたちの人物描写が中途半端な描き方なので、どうも人物に感情が入り込めないのが残念!


★★ 2005.10.6 道頓堀東映パラス

「シン・シティ」

2005-10-07 01:21:03 | 2005年劇場鑑賞
見る前は正直あまり期待はしてなかったんですが、そのせいもあってかどうかは分りませんが結構面白く見れました。
白黒と一部をカラーで着色した映像も斬新で違和感なく画面に入れましたね。
一種のオムニバスの形式でブルース・ウィルス、ミッキー・ローク、クライブ・オーエンの3人を中心とした男たちがそれぞれ一人の女の為に命を賭ける様を強烈なバイオレンス描写で魅せまくります
それぞれの心情をナレーションで綴るとこもハードボイルドな感じで、ストイックな男たちが悪がはびこるモノクロの街で血で血を洗う壮絶なまでの戦いを繰り広げて、見せ場がたっぷりで飽きさせません!

何気に豪華な顔ぶれも見所でイライジャ・ウッドのサイコキラーやベニチオ・デル・トロの暴力デカ、プレイボーイな殺し屋ジョシュ・ハートネット、この中では一番の清純派(?)ジェシカ・アルバ(腰振りダンスにやられた!)
でも一番のディープインパクトは女殺し屋のデボン青木!超人的跳躍力から繰り出す様々な殺人技!手裏剣やボーガンにジャンプ一番、二本の長ドスで相手をメッタギリにしてしまうトコはまさにカ・イ・カ・ン物!台詞がまったくないスタイリッシュさも完璧で、ふてくされた観月ありさ風の風貌が非情なムード漂わせていいですな!
また便器に顔突っ込まれるデル・トロの怪演は大きな見所で、まさに死ぬまで笑わします・・・

そうそう忘れてはならないミッキー!出てるの知らなかったら誰も気付かないかもしれない変形顔は原作に忠実らしいが最近の中ではいい役だったんではないでしょうか?
一夜過ごした女の為に命を張る姿はグッとくるものがありましたぞ!
最後の瞬間に瞼に映るのが女との一夜の風景なんて泣かせるがな・・・

ジェシカ・アルバは「ファンタステック・フォー」あたりで目を付けてたんですが、今回の腰振りダンスとやや肉厚な唇に参りました・・・


★★★★ 2005.10.6 角座1