「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

受けていたよ! あなたからのメッセージ

2007年05月08日 | 素晴らしい指圧効果
  5月6日(日)、この日から我が治療院はゴールデンウイークが明け、多少の連休ボケを感じながら仕事をしていました。

  昼過ぎ、電話が鳴ったので出てみると、4月16日に投稿した記事・Nさんの紹介者であるTさんからです。やけにハイテンションな電話の声なので、すぐにNさんの赤ちゃんが産まれたんだ! と直感しました。
  とりあえずの連絡ということで、「詳細は分かりませんが、とにかくお産の状態もよかったらしい」と知らせて下さったのです。くわしくは、落ち着いたら本人が直接電話をくれるということでした。

  振り返ると、出産予定日であった4月29日の夕方、患者さんのキャンセルが出たのでNさんに連絡して施術しました。

  「この前、ぜひもう一度指圧を受けたいと言ったから、予定日なのにまだ産まれてこないのでしょうか?」

  いくぶん不安げでした。8日までに産まれなかったら陣痛促進剤を使うと医師に言われた、と心配しています。
  さっそく圧してみました。胎児がとてもよい位置に動いたのがハッキリ確認できました。

 「よい陣痛がくるように、ちゃんと圧したから大丈夫! なにも心配ないから。一番いいときにちゃんと産まれてくるから、案ずるより産むが易しよ」
 「はい!」

  気持ちが、決まったようでした。

 「次は、2人で来てね」

  にっこり笑って大きくうなずいていました。
  Nさんの後ろ姿を見送りながら、スタッフに、「この5月の連休中にきっと産まれると思うよ。確かな手応えもあったし」などと話していました。
  結局、この産前休暇の1カ月間に4回の施術ができました。彼女は過労のため体重が思うように増えず、赤ちゃんの体重分だけがかろうじて増えている状態でした。
  最後の施術時に、嬉しそうに「私の体重が、100グラムですけど増えました」と言って喜んでいましたが、妊産婦さんらしい特有のみずみずしさも少し出てきて、術者としてもホッとしたものです。
  皆が待ちに待ったWちゃんの誕生です。名前も産まれる前から決まっていました。どうやらとても親孝行な子のようです。

  生まれてからのしばらくは、母親にとっては戦争です。この子はそれを知って、ゴールデンウイークの間は夫婦2人でのんびりさせてくれたのでしょう。―― そして、連休最終日に産まれてきたのです。
  赤ちゃんの心にくい粋な計らい? 早く会ってみたいな!!!
 
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