<キャンカーは見えない所が重要>
秋雨前線の影響でしょうか? 蒸し暑い日が続いています。
昨日よりお孫チャンの送迎の為、息子の家に泊まり込んでいます。
初日は何とか上手く送迎もこなし、マズマズの出来栄えのようです。
そんな今日は、秋のキャンカーフェアー開催も近いですので、間違わないキャンカー選びを考えて見ます。
第一回はフレームに付いてです。
コルドバンクスはカムロードシャーシ(以下 カムロード)を使いました、所謂キャブコンです。
元は日野の1.5トン車をキャンピングカー専用シャーシに変更したものです。
このキャンピングカー専用シャーシと言うのが、結構重要でして一昔前は専用シャーシは皆無でした。
その点、カムロードは専用ですからサスペンションもトラックとは別次元の乗り心地を提供してくれます。
尚、小生はトヨタ、バンテックとは何の関わりも御座いませんから念の為。
キャンカーを長年乗りついで来て、これは良いと思うものを紹介させて頂いています。
前置きが長くなりましたが、今日はソリッドスクエアフレームに付いてのお話なのです。
キャンカーフェアー等で御覧に成った方も多いと思いますが、フレームの剛性を示した展示が有ったかと思います。
一見地味に見えますが、これが重要なキャンカーのポイントなのです。
カムロードのフレームは、梯子型フレームです。
これを補強するのが、ソリッドスクエアーフレームなのです。
信じられないかも知れませんが、自動車のフレーム、ボデーは変形するのです。
変形と言いましても、弾性域での変形ですから、入力されている力が無く成りますと元に戻ります。
この力が入力されている際、大きな変形を共ないますと、各部シーラー接合部等に異常な力が掛りシーラー切れ、最悪時、ボデーの疲労破壊に繋がるやも知れません。
バンテック社では運転に影響があるとも言っているようです。
この辺りが感じ取れるように成りますと、ベテランの域に達したと言えるでしょうね。
実際のコルドバンクスで見ます。
赤丸 赤矢印がソリッドスクエアーフレームです。
その下の青丸、青矢印が本来のカムロードフレームで、丁度、二階建構造のフレームに成ります。
カムロードフレームに対し、ソリッドスクエアーフレームは、このようなボルト締め構造で取付られています。
確かに剛性を得るには、このようなガッチリとしたボルト締結が必要です。
しかし、先日の広島から帰りの息子達の話に依りますと、ダイネットのフローアーが振動しマッサージ機に掛っているようだとの事でした。(登坂時 3速 4,000rpm以上で発生)
この辺りの事象は、小生自身は確認出来ていませんが、今後更なる改善が必要なのかと思います。
このようなソリッドスクエアーフレームですが、その効果を感じやすいのは、前後タイヤが段違い状態で駐車しますとボデーが捩じられるのですが、その際の変形が少なく感じられます。
大きくヒネリが発生する車両ですと、ドアーの閉まりが悪くなる場合もあります。
(写真は平地駐車状態です)
見て来ましたように、コルドバンクスは、カムロード専用フレームを持ち、その上にソリッドスクエアーフレームで補強し、ダイネットボデーを乗せています。
そのような意味では、カムロードベースのキャブコンは優位にあると考えられます。
モノコックフレームを持つ、ハイエース系の所謂、カットボデー車においてはフレーム補強をどのように行うかは、各ビルダーの腕の見せ所でしょう。
今日は、キャンカーを選ぶ場合は、見えない所が重要と言うお話でした。
秋のキャンカーフェアーでは、豪華な内装に目を奪われず、見えない所を見て、聞いて、良いキャンカー選びが出来る事を祈っています。
さて、少しは掃除でもしてお手伝いをしましょうか?
(参考) バンテックHP
私もナッツRVマッシュXよりカッチリしているので私も好きです(当然ですがノーマルショックではないです。)
基本的にカムロード ベアーシャーシを使用していますキャブコンは同様な乗り味と成るでしょう。
カムロードでノーマルであれば、足回りのセッチング変更までしているビルダーは無いようです。
ユーザー要望でオプション組み込む場合は、別ですが。。
カムロードはキャンカー専用ベアシャーシですから、サスペンションも限界まで柔らかセッチングが出来ています。
あのフアンフアン乗り心地が好き、嫌いは分かれると思いますが、小生は気に入っています。
この辺りはトラックシャーシまんまのベアーシャーシ採用車両とは差が有りそうですね。