<賢者は何処にも居る?!>
今朝の東海は、少し寒さが緩んだものの、相変わらずの天候が続いています。
風邪引きさんに成ってから、タイツ、セーターで防寒しますと、やはり暖かく感じます。
例年、1月末には完全に冬支度に成ってしまいます。
まぁ~高齢者の冷や水は、身体に毒ですから。。。
今日は、”FFヒーター”に付いてです。
このFFヒーターの言葉は、キャンカーに乗り始めた頃には、既に存在していたようです。
小生の最初のアリスフィールドには、自作快適化でミクニ製 FFヒーターを取付ていました。
1993年購入ですから、約24年前時点でFFヒーターの言葉は既に存在していました。
当時のキャンカー雑誌を読みながら、胸を躍らせたものでした。
ヒーターメーカーのミクニ(国産メーカー)は、FFヒーターとの呼称は無かったようです。
”エアーヒーター”と呼んでいます。
海外メーカーでは、ベバストですが、こちらもFFヒーターとは呼んでいません。
”燃焼式ヒーター”ですね。
では何故、FFヒーターと呼ばれるように成ったのか?
と言う疑問が湧いて来ます。
ここからは小生の推理、推定が入る事をお断りして置きます。
1993年当時、既にFFヒーターの言葉は存在していましたから、それ以前にこの呼称は発生したと考えられます。
当時、またはそれ以前に家庭用暖房器(ストーブ)は、自然対流式の灯油ストーブが主流でした。
対流式ですから室内には、灯油の燃焼しました排気ガスが垂れ流し状態と成ります。
社会的な背景として、高度経済成長に伴う公害問題が毎日のニュースを賑わしていました。
そんな背景も有ってか、FF式の灯油ストーブが発売されたのです。
その構造は、建物の壁際に設置し、吸排気のパイプを壁に貫通させ外気の導入、排気ガスの排出を行い、室内の空気は汚さない物でした。
このFF式と言いますのは、JIS家庭用ガス燃焼機器の構造通則に規定されており、各部構造、排ガス量、暖房性能に付いて細かく規格されています。
通則に依りますと、この規格制定は1991年との事です。
従いましてFF式との呼称は、1991年以降に誕生したと推察されます。
小さなキャンピングカーのダイネットで、燃焼ヒーターを焚くと一酸化炭素で中毒死するのではないか?
との疑問、不安が付きまとったのでしょう。
当時のキャンピングカーは、現在より更にマイナーな存在でしたから。。。
本題のFF式に戻りますと、上記JISの用語略号に存在するのです。
赤丸の略号 ”FF”がそれに当たります。
区分内容は送風機を用いて強制的に吸排気を行う方式とあります。
更にFFは何の略号かと言いますと、同じくJISに対応英語が有りました。
Fanned draft 送風機 の ”F”
Forced supply 強制供給 の ”F”
これをキャンカーの暖房器エアーヒーターに流用し、”FFヒーター”としたと推察されます。
何処にも賢者は居るものです。
製品名にFFと付ける事で、一酸化炭素中毒死不安を一掃出来たのですから。
キャンカーでのFFヒーターは、フロアー壁に取付られ、燃焼吸気、排気は完全に外部で行われるのですから、確かに安全です。
それを呼称一つでアピール出来る訳ですね。
まぁ~一部推察を含みますが、当たらずとも遠からずでしょうか?
さ~~て、今日は節分でしたね。
恵方巻きでも買って、健康を祈りましょうか?
車中泊では、暖房器には注意しながら。
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<参考> ミクニ、ベバスト、JIS 各HP
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