<クラッチマスターシリンダー交換最後の仕上げです>
東海は梅雨明け以来、一滴の雨も降っておりません。
しかし、空が青く晴れ上がる訳でも無く、空気中の水分は多いのか薄雲が掛かっています。
その所為か湿度は高く蒸し暑さと共に日射しが痛く感じる程なのです。
この状態が続きますと、熱帯日本は砂漠化も免れないのかと・・・・
台風の1~2個は来てくれませんと、ホントに干し上がりそうです。
(@_@;)
そんな高温注意報、極暑の中ですが、Type Rクラッチマスターシリンダー交換の仕上げを行いました。
ステアリングコラムAssyを取り外した影響で、ステアリングホイールのスポーク角が右下がりに成っていたのです。
スポーク角が右下がりとは、車が直進状態で赤線で示しましたスポーク角度が本来は水平に成る所が、右側に下がった状態を言います。
ステアリングコラムAssy取り外し時に合わせマークは入れたのですが、組付け時に1セレーション程ズレが生じたようです。
この場合、再度ステアリングコラムAssyを組直す方法も有りますが、作業性、効率からステアリングホイール側で対応する事としました。
kenyのType Rのステアリングホイールは、MOMO(モモと読みます)製に取り換えています。
ステアリングホイール関係の脱着は、同様な作業と成りますから、御自身の車輛に置換えご覧下さい。
まずはステアリングホイールをボスに組付けています、6角穴付きボルトを外します。
この6本のボルトを外しますと、ステアリングホイールは外れます。
純正ホイールの場合は、SRS(エアーバック)一体のホーンカバーを外しますと、ボス部とステアリングホイールは溶接一体構造ですから、MOMO製のような6角穴付きボルトは有りません。
ステアリングホイールで押さえ込まれたホーンスイッチを外します。
ボスの底に19mmナットが見えて来ます。
このナット1個でステアリングシャフトと結合されているのです。
またステアリングホイールとステアリングシャフトは、セレーション結合されていますから、今回はこのセレーション勘合位置を変更しスポーク角を調整します。
一旦取り外しました、ステアリングホイールを6角穴付きボルト3本程度で再度取り付けます。
19mmナットを緩める際にステアリングシャフト側を固定する必要が有りますからね。
写真は黄色丸部の19mmナットを取外後です。
ボスのセレーション結合は若干のテーパーが付いているのか、簡単に外れ無い場合が有りますが、ステアリングホイールブリップ部に手で衝撃を与えますと抜き取る事が出来ます。
抜き取りましたステアリングホイールを、この場合はスポーク角右下がりの反対方向(反時計方向)にセレーションを1山ずらし組直します。
【注意ポイント】
最近時の車輛にはSRSが装着されており、エアーバック、ホーンへの電源供給をケーブルリールで行います。
このケーブルリールの内部にはフラットケーブルが内蔵されており、その回転数には規定が有りますので、中立位置をずらさない事が重要です。
万一、中立位置を大きくずらしますと、フラットケーブルの切断、断線によりSRS、ホーンの作動不良を招きます。
従いまして、ステアリングホイールを抜き外す場合は、セレーション1山以上の回転は行わない事が重要です。
またケーブルリールにはピンが立っていますから、ステアリングホイールのピン穴に合わせ組付けます。
スポーク角修正、ステアリングホイールセットが完了しますと、ここからは特に自己責任で19mmナットを仮付けし走行しスポーク角の点検を行います。
この走行点検でスポーク角が正常ですと、修正は正しく行われた事に成ります。
19mmナットを本締付けを行います。
次に外しておきましたホーンスイッチを組付けます。
先日、買い求めました持ち手が伸びるレンチが活躍してくれます。
そして、ステアリングホイールを6角穴付きボルトで締付け完了です。
ネット上にはステアリングホイールスポーク角調整に当り、トーインを調整するとの情報も有るようですが、アライメントが狂いますからトーインは調整しない事です。
正しくアライメント調整されています車輛におきましては、ステアリングホイールのセレーション勘合調整でスポーク角は調整出来ます。
スポーク角調整位でも汗が吹き出し、シャツは汗まみれに成りました。
今回のクラッチマスターシリンダー交換では、汗、手間、工具に泣かされましたが、Kenyガレージも更に充実した事でしょう。
しかし、もう~~この夏は車いじりはしたく無い心境です。
ここらで、適度な一雨欲しい所ですね。
さ~~て、調子を見て来ましょうか?
(*^_^*)
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Kenyが汗の励みにさせて頂きます
車修理のプロの方にそのように言って頂くと恐縮します。
拙いメンテ、修理も行いますが、どうぞご覧下さい。
何かアドバイスが有りましたら、お願いしますね。
またの御訪問をお待ちしています。
コメントありがとうございます。
ブログ楽しみに拝見させていただきます。