<バッテリーの満充電って?>
立春も過ぎましたが、寒い日が続いています。
そんな中、関東方面に陸送屋さんをして来まして、ブログも遅れ遅れに成ってしまいました。
久しぶりの帰りの新幹線も現役時代の慣れで、自由席に座り順調に乗り換え、まぁ~楽と言えば楽でした。
さて本日より何とか、ブログ挽回したいのですが、どうなる事やら。。。
頑張ってウンチクを捻りますから、是非、「ガッテン」して頂けましたらバナークリックたのんます。(*^_^*)
皆さん、やはりサブバッテリーには興味津々のようですよね。
やはり、壊してしまいますと、トリプルで約10万円とお高い買い物になりますから注意深く成りますよね。
噂では新車購入から約6ケ月で、トリプルバッテリー交換された猛者の方もお見えのようですから、尚更、心配に成りますよね。
そこで、今日は満充電って? と題し考えてみます。
小生のブログでもよく、サブバッテリー(以下 サブ)が満充電に成らないとか、フロートモードに入らないとか言っていますが、何なの? とお思いですよね。
まぁ~そう言う小生も今回、改めて調べて見ました。
まず、バッテリーの基本からです。
【バッテリーは単電池の集合体】
JIS8702-1に依りますと、単電池とは化学エネルギーの直接変換で電気エネルギーとなる基本的な機能単位の蓄電池なのです。
蓄電池(ここではサブの意、以下同一)は、1個又は複数の単電池から構成されるのです。
【公称電圧】
蓄電池電圧の表示に用いる電圧。鉛蓄電池の公称電圧は、単電池当り2Vである。
*ここまでで重要なのは、サブは単電池が6個集合した物である事。
6個の単電池の合計電圧は、6*2=12V である。
メインバッテリーを見ますと分かると思いますが、蒸留水を補給するキャップが6個あると思います。その1個、1個が単電池なのです。
キャンカーのこんな大きなサブも小さな単電池が6個集まった集合体なのです。
JISによる満充電の定義
【満充電】
蓄電池が放電するときに化学反応によって電気エネルギーを生成する物質が、十分に充電された状態。
これですよ! まぁ~定性的ですね。
十分に充電って何? と思いますよね。
電気を起こす?のは、化学反応なのですよね。こんな化学反応なもので蓄電池が生き物、生ものと言われる所以なのですが。
そこで、更に調べますと、一般試験条件にあるようです。
【定電圧によって充電する場合】
次のいずれかの方法で行う。ただし、製造業者が推奨する充電方法が示されている場合は、それに従う。
(1)、周囲温度 25℃±2℃
充電電圧 14.1V
充電時間 16時間又は、電流値が連続2時間以上、0.5Aを超えて変動しなくなるまで充電する。
(トリプルサブの場合、0.5*3=1.5A)
(2)、周囲温度 25℃±2℃
最大充電電流 30A
充電時間 16時間又は、電流値が連続2時間以上、0.5Aを超えて変動しなくなるまで充電する。
(トリプルサブの場合、0.5*3=1.5A)
定電流により充電する場合の定義もありますが、割愛します。
*ここで重要なのは、共に電流値の変動が連続2時間以上、0.5Aを超えて変動しなくなるまで充電すると規定している事です。
実際のキャンカーに於いては、電流値の変動で見るのは、暗電流の影響が有るので現実的では無いと考えられます。
そこで、満充電後(16時間充電後)、フックアップ、ソーラー充電等が無い状況で1時間放置し、その時の電圧を読むのが、サブの健康状態を判断するのがより現実的と考えます。
まぁ~16時間の充電と言いましたが、実際にはそれぞれの充電器の設定により、時間も設定されている場合が多いようです。(すぐれ者充電器は充電時間4時間の説もあり)
但し、ソーラー充電の場合は太陽光が有る限り、コントローラーが設定されたバッテリー電圧、保持時間に達するまで充電してくれます。(メーカーによる充電アルゴに差はあります)
今回は分かり難さがあったかと思いますが、バッテリーの満充電は化学反応の変化、量を直接測定が出来ないので、全てが代用特性に成る所から難しさが有るようです。
そこで、週一回は推定満充電状況を作り、サルフェーション除去を行いサブの延命を行いたいものですね。
先日の北海道でマイナス十数℃の気温だと、メイン、サブのバッテリーも岡山とはまた違う状態というか数値になりました。
電気って本当に奥が深い(無知だから)ですねえ~(^-^)
バッテリーの構造的な所、化学反応で電気を取り出すものですから温度には、思いのほか大きく影響されるようですね。
やはり満充電はソーラーコントローラーにモニターを取付られフロートモードを確認するのが、現状では一番確かな方法と考えられます。
これは岡モにGOでしょうか?!