<名実共に縁の下の力持ち>
昨日の雪には驚かされました。9時位から猛烈に降り始め、あれよあれよと言う間に10cmの積雪でした。
雪国の方から見ると、問題に成らないレベルとは思いますが、東海3県では事故が約1,000件発生したようです。
そんな今日は、最近時ブロ友さんが4年半ぶりにメインバッテリーを交換されたそうですから、メインバッテリーに付いてウンチクを捻って見たいと思います。
まずコルドバンクスのメインバッテリーは何処に搭載されているか? と言いますと、エンジンルームでは無いのですよね。カムロードベースのキャブコンはほぼ同じ位置に有るかとは思いますが、縁の下に搭載されているのですね。
ダイニングテーブル脇のこの床板部を取り除きますと、床下収納が有ります。
床下収納の4ケ所を締付けているビスをドライバーで外します。
このビスは本当に木ネジなのです。メインバッテリーのメンテナンス時には必ず外しますから、ネジ山が上がらないか心配される所です。この辺りは何らかのファスナー的な物に変更出来ないのでしょうか?
白いBoxを外しますと、メインバッテリーが顔を見せます。
床下に思いの外、小じんまりとしたメインバッテリーが汚れた顔を覗かします。
お話が少々横道にズレますが、小生の場合、このメインバッテリーターミナル間(面)の汚れが気になり、納車初期の段階でカバーを取付ました。
詳細記事は此方です。
http://blog.goo.ne.jp/kenycorde/e/2a234747a0a6e5e7d42e43376934063c
このターミナル間の汚れ、ホコリの堆積はメインバッテリーの無駄な放電を招くのです。御存じのようにターミナルは+と-がありますが、この電極間に汚れ、ホコリが堆積しますと、絶縁抵抗が小さくなり電気回路が構成され電気が流れてしまいます。この事でメインバッテリー容量低下と成ります。
ホコリを拭き取ると、ターミナル間の絶縁性は最大と成ります。
本題に戻ります。
キャンカーのメインバッテリーは、いわゆる走行充電系にも電気を供給する役目を持っています。
本来であれば、ベアシャーシカムロードの電気系に電気を供給するだけで良いハズなのですが、走行充電にも使われてしまうのです。(ベアシャーシ分だけなら充放電バランスが取れている)
使われてしまうと言いますのは、間接的と言いますか、オルタネーターのフィールドコイルにメインバッテリーの電気が使われるのです。オルタネーターの電気負荷に応じ供給された電気により、フィールドコイルが磁化され発電しメインバッテリー、サブバッテリーが充電されます。
サブバッテリーが走行充電(エンジン始動と共に開始される)される電流は、30A超となるのです。勿論、サブバッテリーの残量、サブバッテリー総容量にも影響されるのですが、残量約80%前後で小生のトリプルサブバッテリーには35Aが流れるのです。
約10分程度で、サブバッテリー電圧、残量が回復し充電電流は10A以下に成ります。
因みにオルタネーターはオプションで、130Aに変更しています。
その他、電子レンジ使用時にエンジンでバックアップしていますと、30A超の電流が流れるのです。
そんなこんなで、メインバッテリーは通常の乗用車とは異なり酷使と言えるものなのです。
そんな訳でターミナルにもグリスをたっぷり塗り、ターミナル、端子の錆による導通抵抗の上昇も防止しています。
まぁ~以上のお話はバッテリーが新品もしくは、健康な場合のお話ですが、メインバッテリーが劣化して来ますと、満充電に成りにくく成ります。
本来は満充電に成りますと、オルタネーターのボルテージレギュレターは、メインバッテリーからの電力持ち出しを制御しますから、メインバッテリーは更に安定的満充電状況と成ります。
但し、この電力セーブによりオルタネーターの発電電圧は低下しますから、サブバッテリーは充電不足状況(オルタネーター電圧がサブバッテリー電圧より低い状況)となり、いわゆる走行充電ではサブバッテリーは満充電出来ない事に成ります。(ボルテージレギュレターはメインバッテリーの電圧を監視している)
しかし、メインバッテリーが劣化して来ますと、充電不足を補う為、ボルテージレギュレターは電力を供給し続けます。そうしますとメインバッテリーの充放電バランスは崩れ、放電が過多となり最悪時、始動不良等のバッテリー上がりを招きます。但し、この時の走行充電はオルタネーターの発電電圧は高目と成る為、サブバッテリーの充電は正常時に比較し、良く充電する事に成るようです。
まぁ~メインにしてもサブにしても過放電、過充電を避け、無駄な放電は出来るだけ避ける事が、バッテリーの健康には良いようです。
そんな所を上手くやり繰りするのも楽しみの内でしょうか?
メインバッテリーの管理を大事にされていますね(*^。^*)
やはり長持ちするように気を付けなくてはと思います
私の場合は、サブバッテリーと同じくメインバッテリーの方もシールドバッテリーを使っております。
数か月間くらいエンジンを回さないこともあると思いシールドを選択。
ネットの評判を見て(マリン向けの)ACDelco製M27MFをメインバッテリーに使ってます。
高電圧で充電すべき商品とは薄々わかってましたが、
14.5~15.5V(29V~31V)で充電すべきと説明書にありました。
30Vもの高電圧で大丈夫なのか?と疑心暗鬼。
電圧計を観察すると、オルタネーターからは28.5V位の電圧で充電されてたのでこれでは低いかなと。
普段エンジンを回さないからバッテリーが弱ってるのか(暗電流多い?)もと思って諦めてます(最近寒いのもありますがw)
あくまでも一般論ですが、ディープサイクルバッテリーを車のエンジン始動用に使うのは心配があります。
御存じのようにディープサイクルバッテリーは比較的小さ目の電流を長時間取り出す目的のバッテリーです。
従いまして、その極板は通常の始動用バッテリーに比較し薄く作られています。
エンジン始動時には大電流が流れますから、極板の発熱、変形から致命的な極板の劣化を招いてしまいます。
エンジン始動用のメンテナンスフリーバッテリーも有りますので、次回はそちらにされる事をお勧めします。
確かにM27MFバッテリーは、小生もサブとして使った経験がありますが、充電電圧は最低14.5Vは必要なようです。14.0Vではイメージで70%程度しか充電できないようですね。
その点でもメインは始動用バッテリーがお勧めですね。
今日も確認したら良くなかったので諦め交換することに決めました。
私の考えが甘かったですね(^^ゞ
こちらのバッテリーは基本的にサブ向け又はオフグリッドソーラー向けですね。
次はエンジン始動用のバッテリーをチョイスします。
開放式のが少し安いけども、
新車時とバッテリー置き場は変更されてないんですが、
オリジナルなのに意外と外部からの換気が悪いんです。
水素発生の心配あるけど・・・うーん
やはり、シールドの方が無難かな??
M27MFバッテリーの説明を見ますと、マリンエンジンのスタート用との記述もありますから、使って使えない事は無いのかもしれませんね。
しかし、自動車の充電電圧は最高14.5Vですから実質はもう少し低い所にあると思われます。そうしますと充電不足は免れない所でしょうか。
基本、メインは純正バッテリーと同等かそれ以上がお勧めですね。
どちらが良いのかは分かりませんが私はバンテックセールスの方が好きなので、どうでも良いです(笑)
V車だけですか?
なるほど! メインバッテリー位置を変更し、外部収納、リアエントランス、エアコン室外機搭載を可能としているのですね。
機種によりメインバッテリー移設を有効活用しているとは、やりますよね。