kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

世界遺産 熊野古道 天狗倉山

2018-03-14 12:58:55 | キャンカー遍歴

<爺婆登山隊が今日も行く>

種まき権平衛の桜を愛でた後は、どうしょうか?

と考えます。

此れほどの晴天ですから、もしかして山、古道に行くとか?!

熊野古道ガイドマップを見ながら、暫し作戦会議です。

前回の便石山 像の背垂直登坂で痛い目に合いましたが、この青空ですから勿体無いような。

 

そこで、馬越峠の石畳を見ながら、近場の石橋まで行きそこから引き返す事に衆議一致しました。

今回も山支度等はしておりませんからね。

 

まぁ~熊野古道の中でも、一番メジャーな馬越峠ですから何とか成るだろうとの甘い考えなのです。

馬越峠入口の駐車場は、約15台程度しかスペースは有りません。

到着時はほぼ満車でしたが、道沿いの傾斜地に駐車する事が出来ました。

駐車スペースが無い場合は、皆さん近くの「道の駅 海山」に停め此方に来るようです。

 

一応、前回の経験から水筒は持ち、手提げ袋は置いて行きます。

こんな事なら、杖を持参するのでした。

 

スタート地点は、なだらかな石畳が続きます。

道幅も広く、これなら馬が通う事が出来そうな雰囲気ですね。

 

少しづつ道は急坂に成って行きます。

しかし、石畳が続きますので歩き安い状態です。

やはり、垂直登坂とは比較に成りません。

暫く進みますと、「夜泣き地蔵」に到着しました。

これで目的の石畳を歩く、「夜泣き地蔵」を見るは達成しましたので、引き返そうとしますと、お連れ様が石橋まで行くと言わなかった?と催促です。

「夜泣き地蔵」も見ましたし、良いんじゃ~~ないのと、ひ弱なKenyじぃーじは思うのですが。。。。

まぁ~思いの外、楽に来れましたので、もう少し行くかとの気持ちに成ります。

今回の馬越峠古道は、皆さん軽装な方が多く気後れせず行けるのですが。。。

 

聞こえていました、谷川のせせらぎが大きく聞こえると、どうやら「石橋」に到着しました。

一枚岩の小さな橋が、谷川に掛かっています。

古代より熊野古道を旅した人々が、数多く渡った橋なのですね。

現代人としましては、不思議な感じがしますね。

(*^_^*)

 

ここまで来ますと、目的地到着ですから今度こそ帰ろうと思うのです。

お連れ様を見ますと、目が冷たいのです。

「ここまで来て帰る積りなの?」

目がそう言っています。

 

仕方なく、気弱なKenyは更に進まざるを得ません。

(@_@;)

「石橋」を過ぎますと、ハート形の敷石が!

う~~~ん! これは恋人達の聖地と成る事でしょう。

爺婆には、もう~~必要は無いかな?

いやいや、何処かに出会いは有るやも知れませんね。

(*^_^*)

 

更に更に石畳坂を登りますと、何故か林道に突き当りました。

どうやらこの地点までは、車で来れるのですね。

(@_@;)

馬越峠まで540m 15分との事ですから、峠までは行って見ようと思います。

 

馬越峠は峠からの展望が開けるのかと思っていたのですが、茶店跡が杉、桧に囲まれ非難小屋が有るだけでした。

う~~~ん!

これでは、ここまで来た甲斐が有りません。

まぁ~止せば良いのでしょうが、爺婆登山隊はこれでは撤収は出来ないのです。

 

天狗倉山方面に行って見ようかと。

特に内容が分かっては居ないのですが、眺望が開けるのかと。

 

階段状の山道が続きます。

登る程に険しくなる登山道では、外国人に出会ったり多くの登山者で賑わっているようです。

まだかまだかと思いながら、登って行きますと視界が開けて来ました。

尾鷲の海が一望出来ます。

苦しい登り坂の先にこの眺望ですから、山男、山ガールの気持ちも分かるような。

 

今回も天候が良いですから、遠くの青い海が見渡せ気分も爽快と成ります。

暫く汗を冷やしておりますと、何やら上の方で声が聞こえます。

どうやら、ここは頂上では無いようです。

 

これは爺婆登山隊としては、頂上まで行かない訳には行きません。

山頂の案内板を頼りに進みます。

大きな岩山を回り込み登りますと、そこが頂上の下でした。

大きな一枚岩にへばり付くように登れるのです。

左側は絶壁で、遠く眼下には尾鷲の町並みが見えます。

地元の自主ボランティアの方か、熱心に説明されていました。

ここから尾鷲の町並みを覗き込んだ後は、後方の岩山を登ります。

どうやら、古い梯子を登った所が天狗倉山山頂に成るようです。

頼りない錆びた梯子を恐る恐る登ります。

梯子は人の登り降りでユサユサと揺れるのです。

kenyは何とか登っている時に金属疲労、破断が起こらない事を祈るばかりです。

 

お連れ様は高い所は怖いから登らないと言います。

Kenyは、ここは登らない訳には行かないだろうと、気合いを入れ登りました。

岩山の上は割と広く、10畳位のスペースが有りました。

お弁当を広げている登山者も見えました。

 

花崗岩の岩山ですから、これも50万年前の紀伊半島誕生と共に出来たのでしょうね。

紀伊半島は思いの外、山が険しいのです。

 

晴天ですから、遠く大台ケ原まで見えます。

登る時より慎重に、梯子を一段々降りました。

(@_@;)

帰りは岩山をぐるっと回わって帰ります。

下から見ますと、その大きさが際立ちます。

小さな子供連れの女性が登って行きます。

もう少しですから、頑張ってと自然と声を掛けます。

 

その後は順調に下りましたが、石畳は滑り安く一度ズルと来てしまいました。

転倒は免れましたが、やはり気は抜けませんね。

(@_@;)

登山口に辿り着く頃には、しっかりと足腰は筋肉痛です。

 

道の駅で一腹し、腹ごしらえしました。

牡蠣丼が空腹なお腹には、すんなりと収まります。

ガイドマップに掲載されています、天狗倉山写真は何とセンスの無い事!

あれほどの巨岩が有るとは知りませんでしたが、パンフに載っている写真は平らな山頂部のみなのです。

宜しければ、天狗倉山Kenyの写真をお使い下さい。

 

折角の熊野古道 世界遺産が勿体無い事です。

郷土の名所、名跡はもっとアピールしたいものですね。

今回は垂直登坂は無かったのですが、距離だけは有ったようです。

当日の万歩計は1万歩超えでした。

道理で筋肉痛と成るハズですね。

 

帰りは紀北町の地元スーパーで買い物し帰りました。

大根、ほうれん草が可也、お得だったような。

(*^_^*)

 

この冬、早春は尾鷲、熊野でしっかりと楽しませてもらいました。

これからは桜前線と共に北上でしょうか?

翼の伸び加減如何ですね。

(*^_^*)