kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

ソーラーパネル出力とコントローラー容量

2016-12-10 12:44:27 |  ソーラー Ver. 3

<キャンカーの限られたルーフで最大発電?!>

ニュースに依りますと、北海道ではかなりの積雪が報道されているようです。

そんな雪国からの便りを聞きますと、この所の冬晴れ続きは信じられないと共に、有り難いものです。

青空が覗きますと、ついバンクスを引っ張り出します。

例え半日とは言え、留守にしますと炬燵、ファンヒーター、テレビは使いませんからお得かと。。

当然ながらバンクスでは、ソーラー発電でパソコン使用、寒いようならFFヒーターを使用します。

 

FFヒーターは室温が上昇後は止め、その後はお天道様の陽射しだけで充分なのです。

そんな有り難いソーラー発電ですが、今日は少々難解なソーラーパネル出力とコントローラー容量に付いてのウンチクです。

【バンクスのバージョンⅢソーラー仕様】

1、ソーラーパネル出力  480W (160Wの3直列接合 160W*3=480W)

2、コントローラー 福島電機製 SPC-005 

   最大入力電力 360W (12V) 

   取り説の記載内容そのままですが、最大入力電圧、電流とは計算が合わない。

   最後にマトメ有ります。

   最大入力電圧 150V

   最大入力電流  30A

3、サブバッテリー

  合計 400Ah

  スイッチ切替えで、300Ahサブと100Ahサブの2系統有り。

 

【最大入力電力に付いて】

電気の基本は、各機器の定格を越えない事が重要です。

万一、定格以上の電力等が印加されますと、破損、最悪時火災の恐れが有ります。

 

上記内容を御理解の上、keny的ウンチクをお聞き下さい。

また実行するしないを含め、総べては自己責任でお願いします。

ソーラーパネルは単結晶シリコン系パネル前提ですので御注意下さい。

(化合物系の所謂、高性能ソーラーパネルには定格以上出力するパネルが存在するようです)

 

本題です。

コントローラーの最大入力電力は360W。

ソーラーパネルの公称出力 480Wですから、一見しますとコントローラーの最大入力電力をオーバーしています。

しかし、ソーラー発電には実質電力は、0.9掛けに成るとの定説が有ります。

 

従いまして、

480W*0.9=432W

0.9掛けしてもコントローラーの最大入力電力 360Wをオーバーしています。

 

そこで更にコントローラーメーカーへの問い合わせ、ウンチクを捻り、経験則値を当てはめて見ます。

ソーラーパネル 3直列 開放電圧は?

21.6V*3=58.3V

 

同じく短絡電流は?

9.87A (電流は1枚時と同様)

 

これは共にコントローラーの最大入力電圧 150V以下

最大入力電流 30A以下を満足しています。

因みにこの条件時の電力は?

150V*30A=4500Wと成ります。

(何故、コントローラー最大入力電力が360Wとされているかは不明ですが、多分誤記?

30A*12V=360Wですから出力の最大電力かと。。。)

 

また経験則では、サブ残量が60%程度時に最大充電電流は約26Aを記録しています。

参考ですが、コントローラー自体も最大30Aの充電過電流防止機能を持っています。

以上よりコントローラーの定格は満足したソーラーパネル設定、接続が出来ていると考えています。

 

*コントローラーの最大入力容量は

  最大入力電圧 150V以下

  最大入力電流 30A以下  が肝ですね。

国産コントローラーメーカーですと、電話で直接お話が聞けますし、万一の故障時修理も短期間で可能ですからね。

それに国内雇用も守らないと、子供、孫世代が困りますから。

 

今回、まとめて見ますと検討時、問い合わせ時には解らなかった事が整理出来たようです。

またメーカーさんのHPを覗いて見ましょうか。

改訂版 取り説が出来ているかも知れませんね。