<地元は酒所でもあったようです>
今朝の東海は気温は低めですが、優しい陽射しに恵まれています。
一昨日からの時雨れ模様も残っていたのですが、お正月用のお酒買出しに行って来ました。
今まで知らなかっただけのようですが、我が地元は米所、お酒所だったようです。
鈴鹿山系の伏流水と言う、美味しい水にも恵まれていますから、旨いお酒が出来ない訳は無いのです。
今年の新酒が出来たとの情報で、まずは伊賀市 橋本酒造場さんに向かいます。
蔵元の前を流れる柘植川(つげかわ)には、のんびりと陽射しを浴び、アヒルが居眠りをしています。
青空も広がっていますが、ここまでの道すがらは路面が濡れている所も有りました。
蔵元の前に駐車します。
ネライは以前にもご紹介しました、”俳聖 芭蕉”なのです。
ここは小さな蔵元さんですから、蔵元さん自ら家族総出で、仕込みから販売までやられています。
今回訪ねますと、娘さんが帰ってお見えで、お店にも出ていられました。
まぁ~女将さんそっくりで、一目で娘さんだろうと分かりました。
これから仕込みも手伝い、酒造りを修行されるそうです。
何時の日か娘さんが仕込まれた、お酒が頂ける日が楽しみに成りました。
今回は前回からのお気に入りの”しぼりたて 原酒” 2本。
特別純米酒 ”俳聖 芭蕉” 1本を求めました。
特別純米酒は、燗で頂こうかと思っています。
今回はまた、例のサミット乾杯酒も求めに来たのです。
同じく伊賀市の大田酒造さんの”半蔵”ですね。
平日ですから、お休みは有りません。
(@_@;)
ここでは蔵元 直売も有ります。
お酒はやはり蔵元から直接求めるのが、旨い本物のお酒が手に入るようです。
サミットの写真も展示されていました。
このサミット乾杯酒 ”純米大吟醸 半蔵”は現在、売り切れだそうです。
まぁ~大吟醸は口に合わないと言うか、小生的には日本酒は米の旨さを求めて止まないのです。
ここでもやはり、”特別純米酒 半蔵”に落ち着きました。
辛口 日本酒度 +5
原料米 伊賀産 うこん錦
酵母 三重酵母
精米歩合 60%
どうでしょう?
スペックを見ますと、旨そうですよね。
(#^.^#)
伊賀産うこん錦は、昭和の時代に伊賀を中心に栽培されていました。
比較的に粒が大きく、かつては作り酒屋さんでお酒の仕込みに使われていたそうです。
しかし、”こしひかり”などの食べて美味しいお米に栽培の中心は移り、その姿は見られ無くなりました。
そこで地元の生産農家さんにお願いし、”うこん錦”を栽培して頂いたそうです。
地元米
三重酵母
自家井戸
総べて三重のものを使用し、本当の地酒に挑戦したそうです。
お味が楽しみですね。
何時ものポイントまで戻り、戦利品を眺めます。
ネット上では、好評過ぎて”半蔵”の販売は一次停止されています。
しかし、蔵元では買えましたから地元冥利ですね。
橋本酒造場さんでの小話を一つ。
実は”しぼりたて”原酒には2種類? あるようです。
白く沈殿する酵母の濃さが異なるのです。
昨年の春に求めましたのは、左側の酵母が濃い方でした。
今回は右側の薄い方が2本出て来ました。
女将さんに「昨年は、酵母が濃かったような?!」と話しますと
実は隠してあると言うのです。
そこで、1本は昨年と同様な濃い酵母品。
もう1本は薄い酵母品と2種類 求めて見ました。
想像ですが、多分 薄い方が先走りで、一般的には上物なのかも知れませんね。
しかし、こればかりは飲んで見ませんと。。。
雑味も味、旨味の内ですからね。
何だかんだと、日本酒の世界も面白いですね。
小生は、日本酒は米の旨さが大切と考えています。
ワインは葡萄の旨さでしょうか?!
夜には早速、濃い”しぼりたて原酒”を頂きます。
生きた酵母から発せられる炭酸が刺激となり、しぼりたての若さが際立つ肴に合うお味は健在のようです。
今晩は我が家は、皆さん忘年会なのです。
まぁ~一人呑みですが。。。。
お正月まで、今日を含め後3日。
高速道路の帰省ラッシュも始まりました。
皆様もお正月準備がお進みの事と思います。
来年こそ、災害の無いより良い年にしたいものですね。