<キャンカーの限られたルーフで最大発電?!>
ニュースに依りますと、北海道ではかなりの積雪が報道されているようです。
そんな雪国からの便りを聞きますと、この所の冬晴れ続きは信じられないと共に、有り難いものです。
青空が覗きますと、ついバンクスを引っ張り出します。
例え半日とは言え、留守にしますと炬燵、ファンヒーター、テレビは使いませんからお得かと。。
当然ながらバンクスでは、ソーラー発電でパソコン使用、寒いようならFFヒーターを使用します。
FFヒーターは室温が上昇後は止め、その後はお天道様の陽射しだけで充分なのです。
そんな有り難いソーラー発電ですが、今日は少々難解なソーラーパネル出力とコントローラー容量に付いてのウンチクです。
【バンクスのバージョンⅢソーラー仕様】
1、ソーラーパネル出力 480W (160Wの3直列接合 160W*3=480W)
2、コントローラー 福島電機製 SPC-005
最大入力電力 360W (12V)
取り説の記載内容そのままですが、最大入力電圧、電流とは計算が合わない。
最後にマトメ有ります。
最大入力電圧 150V
最大入力電流 30A
3、サブバッテリー
合計 400Ah
スイッチ切替えで、300Ahサブと100Ahサブの2系統有り。
【最大入力電力に付いて】
電気の基本は、各機器の定格を越えない事が重要です。
万一、定格以上の電力等が印加されますと、破損、最悪時火災の恐れが有ります。
上記内容を御理解の上、keny的ウンチクをお聞き下さい。
また実行するしないを含め、総べては自己責任でお願いします。
ソーラーパネルは単結晶シリコン系パネル前提ですので御注意下さい。
(化合物系の所謂、高性能ソーラーパネルには定格以上出力するパネルが存在するようです)
本題です。
コントローラーの最大入力電力は360W。
ソーラーパネルの公称出力 480Wですから、一見しますとコントローラーの最大入力電力をオーバーしています。
しかし、ソーラー発電には実質電力は、0.9掛けに成るとの定説が有ります。
従いまして、
480W*0.9=432W
0.9掛けしてもコントローラーの最大入力電力 360Wをオーバーしています。
そこで更にコントローラーメーカーへの問い合わせ、ウンチクを捻り、経験則値を当てはめて見ます。
ソーラーパネル 3直列 開放電圧は?
21.6V*3=58.3V
同じく短絡電流は?
9.87A (電流は1枚時と同様)
これは共にコントローラーの最大入力電圧 150V以下
最大入力電流 30A以下を満足しています。
因みにこの条件時の電力は?
150V*30A=4500Wと成ります。
(何故、コントローラー最大入力電力が360Wとされているかは不明ですが、多分誤記?
30A*12V=360Wですから出力の最大電力かと。。。)
また経験則では、サブ残量が60%程度時に最大充電電流は約26Aを記録しています。
参考ですが、コントローラー自体も最大30Aの充電過電流防止機能を持っています。
以上よりコントローラーの定格は満足したソーラーパネル設定、接続が出来ていると考えています。
*コントローラーの最大入力容量は
最大入力電圧 150V以下
最大入力電流 30A以下 が肝ですね。
国産コントローラーメーカーですと、電話で直接お話が聞けますし、万一の故障時修理も短期間で可能ですからね。
それに国内雇用も守らないと、子供、孫世代が困りますから。
今回、まとめて見ますと検討時、問い合わせ時には解らなかった事が整理出来たようです。
またメーカーさんのHPを覗いて見ましょうか。
改訂版 取り説が出来ているかも知れませんね。
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