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昨日は家から歩いて行ける距離にありながら一度も行ったことのない恵比寿の東京都写真美術館でタイトルの写真展を見に行ってきた。行った理由は今度鳥取に行くから鳥取で活動している植田正治の作品は観ておこうという実に単純なもの。一緒に展示してあるジャック・アンリ・ラルティーブという人は初めて知る名前。
作品のほとんどはモノクロであったが、それが時代をいい意味で感じさせてくれてよかった。私が日本人だからかは分からないが植田さんの作品の方が気に入った。そんな日が来ることはないだろうが、もし自分が写真を撮るようになったら植田さんみたいな写真を撮りたいと思う。二人とも身近な人物や風景を飾らない感じで撮っているようで気取らずに鑑賞することができる。でもジャック・アンリ・ラルティーブの方が動きがあり遊んでいる感が強かった。
鳥取の作家だけあって砂丘の写真が何枚か見られた。「砂丘ヌード」という作品は面白かった。写真だけど絵のように見えてしまう写真もあって、こういうのもあるのかと感心してしまった。
規模は小さいが素直に行って良かったと思える写真展であった。ただ最終日だけあってやや混んでいたのが残念。一つ気になったのはカメラを首からぶら下げている人を何人か見かけたことだ、それも高そうなやつ。純粋にどこかで使用するつもりなのか、それとも「俺は写真のこと解っているぞ」アピールなのか。
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