ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『シカゴ』

2013-08-27 19:36:18 | 洋画
私がミュージカルが嫌いだというのもあるけど、ビックリするほどつまらない作品だった。つまらないだけならまだしも、これでオスカー作品賞受賞なのだから勘弁してほしい。競争相手がヘボかったのが幸いかな。
ストーリーを簡潔に言うと、ミュージカル仕立てに殺人犯の女性が殺人事件を利用してスターにのし上がっていこうとする話。特に山場もなく、あらすじ通りにストーリーが進んでいき決着という、やおいっぷり。
前評判が良く期待していただけに残念な内容。雰囲気でそれっぽくしているけど相変わらずレニー・ぜルヴィガーがブスである。ファンの人はごめんなさい。



『パシフィック・リム』

2013-08-23 13:18:38 | 洋画
話題の割にヒットしてないという印象だが、昨日観てきました。公開から2週間ほど経っているとはいえ、メンズデーだっていうのに人はほとんど入っておらずコケたのかなと思ってしまった。

3Dの映画を観るのは初めて興奮していたが意外と大したことなかった。ディズニーランドのアトラクションとかだと結構飛びててくるから、そのくらいのものを期待していたが、あんまり飛び出ない。しかし、3Dが活かされていたかどうかは別として映像の迫力は物凄かった。これぞ「ハリウッド映画」だと思わせてくれるような映画であった。
初っ端かな怪獣(KAIJU)との戦いが始まっており嬉しい。怪獣やロボットの造詣を観ていると、日本の特撮に影響を受けたのかなと思えるところがある。最後にレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧げるとあったし、序盤に出てきた怪獣なんかギロンに似ている。ロボットの戦いやシステムは特撮だけでなくエヴァやパトレイバーにも影響を受けているのかなと思える。昔からモンスターの造詣にもこだわるような人で、怪獣の造詣もハリウッド映画にありがちな大味のようなものではなく、日本の特撮のリスペクトが感じられた。
ストーリーは大したものではないが、舞台が香港であったためか、よくあるUSA万歳に終わらなくってよかった。基本的には怪獣が出現→それを倒すの繰り返しでちょっと飽きる。キャストは知らない人ばっかだが、菊池凛子ってあんまり美人じゃないなって思った。あんだけハリウッドデビューだと騒いでた愛菜ちゃんも重要な役ではあるが出演時間短くて笑ってしまった。

ホントに迫力がすごい映画でこれを家で観るのはもったいない。

「アメリカン・ポップ・アート展」 国立新美術館

2013-08-21 20:23:05 | ○○展

昨夜テレビを観ていたら「アメリカン・ポップ・アート展」なるものが開催されていると知った。アメリカン・ポップ・アートというものがいまいちよく分からないがロックファンにはおなじみのアンディ・ウォーホルがやたらにプッシュされているので行ってみようかなという気になった。

暑い中歩き回って六本木の国立新美術館に到着。大きくてきれいな建物だ。会場の中は比較的人も多く若い人も結構多い。自分のイメージするポップ・アートというのはクラシック音楽に対するロックンロールのような大衆向けという感じで、難解な抽象画に対して解りやすいものだと思っていたが、必ずしもそうでないことが足を踏み入れてすぐに分かった。作品のタイトルがなければ何を描いているのか分からなかったり、さっぱり意味の分からないものも結構ある。展示場は8つのエリアに分かれているがアンディ・ウォーホルは比較的分かりやすい方である。200点以上展示してあるが気に入ったのは3作品くらいだが、目玉の「200個のキャンベル・スープ缶」はすごかった。というか入場料1200円(学生料金)の大半はこれを観るためにつぎ込んだと考えてもいいだろう。もうひとつ私が気に入った作品は出口近くにあるトム・ウェッセルマンの「ミス・コーンフレーク」という作品。この人の作品はポップな色使いで、女性の裸を上手に描いている物が多く気に入った。


最後にはグッズ売り場もあるが、こちらは入場券がなくても利用できるよう。売っているものに書籍、ポストカード、ポスター、トートバッグ、クッション、、マグカップ、限定のペリエなんかがあった。あと例のバナナのバナナケースも、私は何も買わなかったけど。

スティッキー・フィンガーズはともかくバナナがなかったのが残念だ。しかし、来年「アンディ・ウォーホル展」が開催されるようなのでそっちには期待したい。
行って後悔はしていないが値段に見合っただけ楽しめたかは微妙だが「キャンベル缶」が生で見られたのは嬉しい。そして、雨に降られる前に帰れてよかった。

マイティジャック

2013-08-20 18:31:16 | ウルトラマン(特撮)
昨日全巻一気に借りてきた円谷の特撮作品「マイティジャック」を観ている最中だが、はっきり言っておもしろくない。まず、1時間番組と言うのがだれる。それとスパイ活動ばっかでアクションが少なすぎて退屈。もっと派手なアクションがあってマイティ号をはじめとするメカの大活躍を期待していたのに。当時うけなかった要因はここにあると思う。逆に評価できるところはマイティ号の発進シーンだ。水しぶきあげて飛び立つシーンは、まさにこれが日本の特撮だと思わせてくれる。ウルトラマンでは人が人を殺すというシーンは記憶にほとんどないがこの作品では普通に殺していて一味違うなと感じた。
キャストにも見覚えのある顔がちらほら。ウルトラマンシリーズでおなじみの二瓶さん、セブンのV3から来た男のクラタ役の南さん。死神博士に似ている人がいるなと思ったらホントに死神博士の人であった。
何と言っても音楽が素晴らしい。壮大さを感じさせ円谷作品の中でも上位に入る。
それにしてもこの組織盗聴器を仕掛けられすぎだろ。不用心にもほどがある。


このサインは非常に苦労して手に入れたもの。このときはまだ、マイティジャックのことなんか何も知らなかったがウルトラマンシリーズでおなじみの二瓶さん、満田監督、原口監督が来るというのでサイン会参加した。
サイン会は昼ごろなのに整理券は朝7時に配布。しかし、当日風邪気味でを1月の寒空の中2時間も待たされ、当然風邪が大幅に悪化した。その後根性でバイトに行ったが、さすがに早退した。その夜東京に雪が降った。


『マタンゴ』

2013-08-16 21:30:04 | 邦画
円谷英二が特撮監督を務めているキノコ映画。

流れ着いた無人島で男女が禁断のキノコに手を出してマタンゴになっていってしまうというストーリー。ホラー映画の何が嫌いって、モンスターの登場に時間がかかりすぎること。『ジョーズ』だったらサメ、『エルム街の悪夢』だったらフレディ、今作だったらマタンゴ。こっちは早くモンスターが暴れるところを観たいのにいつまでたっても出てこない。90分のうち60分くらいしてからマタンゴが登場、遅すぎだよ。それまでは、ひたすら無人島でのサバイバルと人間関係のもつれの描写。それも大切なんだろうけどさ。
ただマタンゴが登場してからはマタンゴ無双でおもしろくなってくる。冒頭のシーンがラストにつながっており、そういう結末かという感じ。マタンゴやマタンゴになりかけている人間の造詣もなかなかの造りである。観るまではウルトラマンタロウに出てくるキノコ人間みたいなのを想像していたが、全くの別物でキノコ人間がものすごくチープに思えてくる。

ちなみに撮影で使われたキノコは成城にある和菓子屋で作ってもらったもので、キャストやスタッフに好評だったらしい。
もひとつ、ちなみに私はキノコが嫌いである。