ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『イエスタデイ』(2019)

2019-10-27 23:51:59 | 洋画
この映画のあらすじを聞いたとき、真っ先にかわぐちかいじのマンガに『僕はビートルズ』のことを思い出した。世間にはパクリだとか言う人もいるようだが、私はそうは思わない。「もし自分がビートルズだったら」というのは世界共通の妄想なだけだと思う。

映画の方は普通に面白かった。ビートルズ好きな人はもちろん楽しめるし、ビートルズを知らない人でも楽しめると思う。でもやっぱりビートルズを知っていると楽しめるネタもある。

映画の方はストーリー的には単純と言えば単純だが、どのようにオチをつけるかだけは不安だった。でも最後は安心できる終わり方でよかった。ありきたりなラブコメもアイディア次第ではこんなに面白くなるとは脱帽である。ヒロインも素敵だったし。

エド・シーランが出ているのは知っていたが、チョイ役ではなくがっつり重要キャラなんだね。私はエドについては興味ないが、エドファンにとってもおいしい映画だろう。

あらためてビートルズの凄さを思い知らされる映画であった。誰もが知っている曲もたくさんあるし、知らなくてもすんなり受けいれられる曲ばかり。同格のストーンズやツェッペリンでは決して成り立たない映画だ。


『スペシャルアクターズ』

2019-10-27 08:55:12 | 邦画
上田監督の長編2作目で話題になっているが、そんなに期待していなかった。『イソップの思うツボ』は大したことなかったし、短編もそんなにだったし。実はこの人カメ止めヒットはまぐれだったんじゃないかと思っているが、今作を観て確信した。まあ、イソップよりは全然ましだったけどね。

この監督の作品はどれ観てもインディーズ感にあふれている。カメ止めは逆にそのインディーズ感がマッチしたが、それ以外だとチープさが際立つだけ。また、俳優もよく見つけてきたなというくらいにパッとしない顔ぶれ。弟は大学の同級生に似てるし教祖様なんてもろに稲中顔。

一応最後にはどんでん返しがあるっちゃあるけど、「騙された~」っていう快感はなく、ああそうですか程度の物。なんだか何もかもが中途半端な映画であった。

『ロボット2.0』

2019-10-27 08:51:08 | 洋画
まさかこの映画が帰ってくるとは思わなかったな。まあ、前作を観たのはつい前日のことだが。

ノリはそのままだが、前作よりパワーアップ。かといってマンネリ感はない、続編としては優秀な部類。マイナスパワーとか雑な説明も吹っ飛ばすくらいのエネルギッシュさ。そのエネルギッシュさを押しているのはVFX。無駄遣いともいえるほどの迫力ある映像だが、インド映画と日本映画の差がますます広がっていくのを実感する。

少々長いのが難点だが、前作同様頭からっぽで楽しめる映画だ。

ホンダがスポンサーのようだが、スポンサーへの配慮を忘れない精神は素晴らしい。

「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」 寺田倉庫

2019-10-26 09:40:20 | ○○展
平日だから雨だからは知らないが、人はそんなに多くなく館内は廻りやすかった。

単純にスター・ウォーズ関連の物を展示しているだけかと思ったが、そういうものでなかった。まず、タイトルにある「アイデンティティー」というのが重要なワード。キャラクターや世界観も「アイデンティティー」に関連して紹介されている。
そして一番の特徴は入場時に渡されるリストバンド。このリストバンドを使って自分オリジナルのキャラクター作っていく。アトラクションちっくてこれはこれで楽しいのだが、普通に展示だけかと思っていた身からするとめんどくさい。もちろんやりたくなければやらきゃいいのだが、ぜっかく来たのだからやらなければという気持ちになる。
イヤホンガイドも配布されるが、とてもいちいち全部聴いていられない。

展示の方はキャラクターの衣装や制作時のデザイン変遷なんかもあって興味深く楽しめる。
入場料は決して安くないが、ファンなら行っといてもいいと思う。



































































私が作ったキャラ





ゴブリン 10月25日 クラブチッタ川崎

2019-10-26 09:40:06 | ライブ


セットリスト
1部 
1.サスペリア上映

2部
2.Il Cartaio
3.Zombi
4.zaratozom
5.Non ho sonno
6.Death Farm
7.Dracula3D
8.Opera
9.Suspiria
10.Tenebre
11.Phenomena
12.Profondo Rosso

世間はハロウィンパーティーなんかやっている時期かもしれないが、私は誰よりもハロウィンナイトを堪能したと自信を持って言える。だってゴブリンの生演奏で『サスペリア』を鑑賞したんだよ。

プログレ嫌いの私が一目ぼれした音楽がサスペリアのメインテーマ。この最高な映画を生演奏で鑑賞できるなんて幸せでしかないな。シネマコンサートというのは初めてだが、大満足だ。ただ、映画も観たいし演奏している姿もみたいで両方追うのはちょっと大変だ。

2部は誰もが大満足のゴブリンの代表曲のセットリスト観たことがない映画もあったが、映画のダイジェスト的映像が背景に流れていて視聴意欲を掻き立てられる。特にポーカーの映画は面白そう。ただ、普通にネタバレシーンも流れていたのはどうかと思う。ゾンビやサスペリア2なんかは最高にカッコよかったし、サスペリアは通しで演奏してくれたのも感激。出だし部分もいいがロックサウンドの部分がたまらなすぎる。

メンバーの名前も知らないオリメンがいたのかもわからないライブであったが、最高の夜であった。
演奏としてはドラムが非常に良かったし、ベースの女性がやたらセクシーだったのか印象的であった。

初のシネマコンサートであったが、一度に映画と音楽を楽しめる贅沢なものだった。また行っちゃおうかな。