最近すっかりお気に入りになってしまったロドリゲスの2枚目であり最後のアルバムです。
アマゾンで買ったが届くまでちょっと時間がかかった。これもメディアの効果かな。
まず気になったのは2曲目の「A Most Disgusting Song」という曲。まるでディランのトーキングブルースのように歌っているというよりは語りかけているようである。映画『シュガーマン』の中でもディランと比較しているようなシーンがあったな。
5、6曲目はピアノやストリングスが効果的に使われて物憂げな雰囲気を醸し出しロドリゲスらしいナンバーである。
10曲目はおそらく代表曲に分類されるであろうナンバー。歌詞に「クリスマスの2週間前に仕事を失っちまった」とあるが、ロドリゲスもこの歌詞のようにクリスマス前に会社から契約を打ち切られてしまったそうです。
11曲目以降はボーナストラック。11曲目の「Can't Get Away」と「Street Boy」は割とキャッチーで劇中で流れてからも頭に残っていた。特に前者はややアップテンポのなかなかカッコイイ曲。後者はちょっとイントロが拓郎の「イメージの詩」のイントロに雰囲気が似てるなと思った。
1枚目を聴いた時も思ったが本当にアレンジがいいなと思った。それがアルバムになんというか一貫性のある空気みたいなのを持たせてくれて安心して聴いていられる。
たった2枚しかないミュージシャンだがこれからも大事に聴いていこう。