ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ホテル・ムンバイ』

2019-09-29 23:03:19 | 洋画
今のところ2019年のベスト映画がこれ。

実際にあったテロ事件の映画化だが、こんな事件あったの全然記憶に残ってないな。スクリーン越しに観ているだけでも悲惨すぎるのに、これが現実にあったというのは悲しすぎる。
アクション映画であればヒーローが助けてくれるが、現実はそうはいかない。観ている最中セガールがいてくれたらとずっと願っていた。しかし、そんな状況下でも危険を顧みず他者を思って行動したホテル従業員の勇気はどんなヒーローにも負けない。

テロリストによる殺人シーンが非常に冷血かつ、生々しく恐ろしい。あんな風に人が人を殺させる宗教って凄いんだな。一体何が彼らを駆り立てるのだろうか。

物語も凄いのだが、人間の色んな面が観られる映画であった。

『ゴースト・シャーク』

2019-09-29 22:59:17 | サメ映画
サメ映画にも弱点がある。どんなに恐ろしいサメだろうと海、水場に行かなければ襲われない。ところがこの映画はサメをゴーストにすることによってその弱点を補った。これにより海だけでなく自宅でサメに襲われるというとんでも映画が誕生した。

もちろんバカ映画だけど、くだらなくて結構面白いよ。特にサメの殺しっぷりはなかなか。女子供関係なく容赦なしにパックンチョする様は見物だ。

CGの出来栄えがチープだなと思ってはいたが、やっぱりこれもTVMか。アメリカではこの手の作品は一体どんな枠で放送されているんだろう。

『アド・アストラ』

2019-09-23 17:49:41 | 洋画
最近映画館で眠くならずになって少しは成長したかと思ったが、これは眠くなったね。最近SFヒューマンドラマが流行っているが、地味なSFなんて退屈極まりない。VFXがよくてもちっとも満足できない。

宇宙版『地獄の黙示録』とか言っている人もいるようだが、さすがにそれはムリがあるだろ。いや、確かに遠隔地に人探しに行くという点では同じだが。
脚本にしても練り込が足りず、なんだかその場限りの場面のつなぎ合わせのようだ。これを鑑賞して『インターステラー』って実は凄い映画だったんじゃねと思ってしまった。また、素人目にも科学的考証が変じゃねと思ってしまう。

『インターステラー』の親子愛と『ゼロ・グラビティ』スペースパニックを足して希釈した様なしょうもない映画であった。

『記憶にございません!』

2019-09-22 23:51:17 | 邦画
場面場面ではそこそこ笑えるけど、映画全体としては平凡な作品というのが私だけでなく観た人の多くの感想ではないかと思う。 予告でなんとなくどういう映画かわかってしまうが、予想通りにそれ以上のことも起きない映画。総理が記憶をなくしたという核以外に小さなエピソードの積み重ねのようでちょっと印象が弱いかな。 大臣連中の中には滑っているキャラもいたが、キャスティングは概ね良かった。特に小池栄子は初めて役者として素敵だと思ったし、とてもキュートだった。あと料理人の女性もいいなと思ったが、これが斉藤由貴だったんだ。 前述した通り凄い面白い作品というわけではないが、変に社会風刺色を出さずにコメディに徹してくれたのは救いだった。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

2019-09-22 23:38:23 | 洋画
公開からだいぶ経ってしまったが、ようやく観に行けて良かった。

スロースターターのタラちゃん映画とはいえ物語が進んでも面白くなる気配が全くない。ディカプリオ、ピットが主演とはいえ、ちょっとキツイものがある。途中の牧場でピットがぶん殴るシーンは最高だったけどね。
そんで物語も中盤。このままポランスキーの奥さんが殺されてお終いか…と思ったらここからタラちゃん節が一挙に出てくる。闖入者をピット様とイヌがぶちのめすシーンは最高すぎる。そんでもってレオ様の火炎放射器だ。これまでの話は、この15分のための枕に過ぎない。観終わったばかりだが、あのラストはもう10回くらい観たい。
このまま何もなく物語が終わるのかというのとポランスキー妻が殺されてしまうという予想をいい意味で裏切られてしまった。

ハリウッドの歴史を交えて物語が進むが知識があればもっと楽しいんだろうなと思いつつも、日本人には限界のあるマニアックさがある。でも、小ネタがわかるとちょっと嬉しい。

音楽はやっぱりいい曲が流れている。特に予告でも印象深く使われたLos Bravosの「Bring a Little Lovin'」結構好き。