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「展覧会 岡本太郎」 愛知県美術館

2023-02-12 23:10:04 | ○○展


大阪でも東京でも観ようと思えば観ることが出来たが、結局名古屋で観ることに。行ったことがない美術館だし、一番空いてそうだと思ったからという理由。
しかし空いてはおらず普通に混雑だった。まあ恐らく都美よりはましだろうが。入り口にはTAROMANが待ち構えていてテンション上がるな〜。


会場は当然ながら岡本太郎作品一色である。一作でも力強いのに、こうも作品が集うとその力に圧倒されるようである。
一応名古屋ならではという展示もあり、かつてあったという岡本太郎がデザインしたオリエンタル中村百貨店の壁画のレプリカがあった。当時を知る名古屋人は懐かしんだのかな。


岡本太郎とエネルギッシュなイメージがあるが、今風に言うと「ゆるい」作品もあったりする。本人がどこまで意識したのかはわからないが、時代を超える作品を作れるのは凄いもんだ。


こいつはTAROMANに出てきたやつだ。


「こどもの樹」は私にとってとても思い入れのある作品。こどもの城は壊されたが、この作品は残って嬉しい。当時は岡本太郎のことは知らずになんとなく「太陽の塔」と似ているなくらいにしか思わなかった。でも、渋谷のあの場所にふさわしい作品だっと今では確信できる。今後もあの場所に残って子どもを見守ってほしい。
海洋堂のフィギュアになっているが、欲しかったもののランダムなのでちょっと怖くて買えなかった。




岡本太郎名言コーナーもあったが、なんだか福本伸行の作品のセリフと言われても違和感なさそうなものもあった。

グッズコーナーは充実していた。マグネットとTAROMANのガチャガチャを回した。太陽の塔が出て嬉しい。


展示会場には全然TAROMANがなかった。しかし、帰ってから知ったが、TAROMANって岡本太郎にインスパイアされて作った最近の作品なんだね。てっきり岡本太郎が存命中にプロデュースした作品かなんかかと思っていた。いや〜よく出来ている。
でもよく観ると、実相寺感のあるアングルや陰影で岡本太郎が嫌う模倣だったりするのが皮肉。というかこの作品自体が岡本太郎の考えと最も対極に位置するのではと思える。

岡本太郎に圧倒されて常設展のことがすっかり頭から抜けていたのが失敗。


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