『東京ゴッドファーザーズ』

やたらと評判のいい映画だったからずっと気になっていた。録画したのは1年半前でだいぶ経ったが、コロナのおかげでHDDの大掃除が捗る捗る。

クリスマスの奇跡と言うかご都合主義というかは人それぞれだろう。いい映画かもしれないが、90分ほどの映画に「いい映画」にしたいという要素を詰め込みすぎだし、新鮮味にも欠ける。

キャラにまかせたスピード感ある物語展開は嫌いではないが、話の方ももうちょい丁寧でもいいかな。

『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

公開当時大人も泣けるなんて言うもんだからどんなものかと気になっていた。すみっこぐらしはゲーセンの定番商品なので存在自体は知っていたし、キュートだとも思っていた。

アマプラで鑑賞したわけだが、やっぱりキッズ映画の範疇で大人が観るにはちとキツイものがある。まあ、裏を返せばまだ私の心には余裕があるということか。
いのっちのナレーションも悪くはないのだが、どうもいのっちの顔がチラついていけない。もう一人のナレーションの女性の方は知らない人だった。いっそのことナレーションなしでもいいかなとも思えた。

キッズ向け映画におじさんがあれこれ言うのも野暮ってもんだ。とりあえずキャラが可愛かったと言えればそれでいいじゃないか。

『ショート・サーキット』

とりあえずメインのロボットナンバー5が『ウォーリー』にそっくり。気になって調べたが、みんなも同じこと思っているんだね。

内容もディズニー製作かと思うくらいなお子様も安心して鑑賞できる、ファミリー映画タイプ。ストーリーはありがちだが、ロボットの言動が愛らしいので観ていて飽きない。それでいてCGでもなくホントのロボット？を使っているのが凄いし、今の映画にはない暖かみと懐かしさを感じさせる。ファッションが80年代丸出しというのもあるが。

ジョン・ヴァダムらしい出難くまとめた作品だ。ナンバー5がテレビで『サタデー・ナイト・フィーバー』観て踊るっていう小ネタも微笑ましい。

『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』

タワレコのセールで買ったのが半年前。コロナでヒマなのでようやく開封して再生してみた。

ワインじゃないんだから寝かせたところで質がよくなるわけではないのはわかっていた。にしてもひどい作品だな。前評判で大したことない作品でないのは知っていたが、予想以上だ。プリンスが監督・主演を務めているが、完全な自己満だ。そもそもモノクロにする必要性が全くわからない。よくありがちなアート方面に走ろうとしちゃったかのかな。

中身についてはあんまり触れたくないが、とにかくチープすぎるストーリー。どっかで観たことある場面のつぎはぎでさらに希釈した様な感じ。

400円なら失敗してもいいかと思ったが、400円でも高い作品であった。それでも私がプリンスファンなら救いがあるが、全く興味ないからな。

『名探偵コナン 紺青の拳』

この間映画館でやっていたと思ったら、もうテレビ放映ですか。1年って早いな。

キッドが巻き込まれていくという、いつもと違う導入の仕方は新鮮だったな。でも、いつもの劇場版にありがちなコナンの007ばりのアクションが堪能できなくて、ちょっと物足りなかったな。やっぱり京極さんが出てると肉弾戦がメインになってしまうのは仕方ないことか。
あと、少年探偵団の活躍が皆無なのも減点。


しかし、コナンが現地の子供に成りすますってさすがに無理があるだろ。誰も気がつかないとかポンコツ過ぎる。