『初恋』 トゥルゲーネフ 2024-05-29 22:43:00 | 本 少年の淡い初恋を描いた甘酸っぱい小説…ではないというのは何となく予備知識として知ってはいたが、思ったよりもエグ味が強かった。 ロシアを代表する作家の代表作だが、ドストエフスキーやトルストイと違って短く短時間で読めるのが嬉しい。しかし、その短さとは裏腹に前述の通り一筋縄ではいかない。ヒロインが周りの男たちを弄ぶ姿は『痴人の愛』のヒロインを彷彿とされる。 そして自分の父親とヒロインの関係を知った主人公の心情を思うと、読んでいるこっちの胸が締め付けられる。 いろいろな経験を経て少年は大人になるのだろうが、この体験は刺激が強すぎる。 « 『一号線を北上せよ』 沢木... | トップ | ディズニー・オン・クラシッ... »
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