ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『アポカリプト』

2018-03-29 23:22:24 | 洋画
この映画の時代考証が正しい正しくないと議論にはなっているが、そんなことは私にはどうでもいい。大事なのは面白いかということだけ。

ストーリー自体は平凡だし、中盤までそれほどだったが、主人公が逃げ出してからが面白い。最初はひたすら逃げるだけだったが、決意をして反撃してからは興奮しっぱなし。現代を舞台にしたアクション映画にはない肉体の力強さを感じさせる映画であった。
殺し方もえげつないながらもバリエーション豊富で観ていて飽きない。主人公も怪我したことなど忘れてしまったようだ。

監督はメル・ギブソンだが、なんだか彼なりの『マッド・マックス』のようにも思える。

『それでも夜は明ける』

2018-03-25 12:03:51 | 洋画
絵に書いたようなお堅いアカデミー賞作品。最近この手の作品を家で観るのがきつくなってきた。
悪くはない作品だが、題材が題材なだけに賞狙いのあざとさを感じてしまう。

お堅い伝記映画ではあるけれど、それだけにとどまらずパワフルな作品であった。最悪の境遇ながら必死に生きようとする主人公もだが、彼の周りの白人も彼らなりのポリシーで生きているんだ。

ただし、あまりにもヘビーだから2回は観たくないな。ブラピが主人公を助ける役で出演しているけど、このキャスティングは製作者としての特権かなと思えてしまう。悪くはないけど、彼の出演シーンになんとなく違和感を感じてしまった。

そもそも「自由黒人」なんて言葉も初めて聞いたわけだが、当時のことを知るにはいい教材かもね。

『白鯨との闘い』

2018-03-25 08:40:35 | 洋画
ロン・ハワードの大作で地上波初が午後のロードショーか。

あんまりストーリーとか知らずに観たから、そもそもこれが『白鯨』のリメイクかなとも思っていた。
でも実際は原作者が白鯨を書くまでの話なんだね。どこまでが実話なのかは知らないけど。

正直そんなに期待していなかったけど、意外と面白かった。単なるクジラとの闘いではなく人間関係のいざこざや遭難の極限状態なんかは物語と非常にうまく絡めていた。もちろん海洋アクションの方も迫力満載であった。
個人的には『白鯨』よりも好きだったな。

『2ガンズ』

2018-03-21 21:45:08 | 洋画
四つ巴の金の奪い合い、デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグのやり取り、アクションがあまりに映画的過ぎて新鮮味がなくて面白くない。
結局ストーリーもごちゃごちゃしてしまってよくわからない感じに仕上がっているし。ノリだけは頑張っていたのはよくわかるけど。

なんだか近年デンゼル・ワシントンはドラマ作品よりも娯楽作品に出る傾向にある気がする。やっぱりお堅い映画の方がしっくりくるな。

『ダーティハリー2』

2018-03-21 10:40:19 | 洋画
ダーティハリーというとハリーがとにかく悪党をぶちのめす映画のイメージがある。実際そうなのだけど、この映画ではハリーの正義観がわかって一層ハリーが好きになる。「法律に欠陥がないとは言ってない。しかし、誰かが直してくれるまでそいつを守るのが俺の義務だ。」う~む、カッコいい。あと、相手が撃つまでは撃たないと言っているが、本当かね。

しかし、このシリーズはハリーとサソリ以外のキャラクターが弱いな。この作品の白バイ犯人も相棒もアジア人ガールフレンドも有象無象な感じ。というかこのシリーズの相棒はホントに報われないな。

イーストウッドは映画の中でちょこちょこバイクに乗っているけど、その姿がカッコいいな。正直馬に乗っている姿よりよっぽど好きだよ。この映画でも後半バイクに乗っている姿はたまらんな。