ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「詩人・吉野弘 やさしいまなざし」 さいたま文学館

2018-11-25 20:18:35 | ○○展

いつも言っているけど、好きなソングライターや好きなリリックはあっても、好きな詩人や詩はない。音楽に乗っている分はいいけど、文章だけだとなんだか説教臭く感じてしまうのよね。
そんな自分が今回吉野弘の展示会に行ってきたのはもちろん浜田省吾経由でのこと。展示リストに「吉野弘の詩と音楽―歌になった詩、詩から生まれた歌」とあったからきっと浜田省吾に触れているだろうなと踏んでのこと。しかし、吉野弘が埼玉縁の人だとは知らなかったな。

会場に着くと「トーク&ライブ「吉野弘を歌う・語る」」というイベントの真っ最中であった。別に参加するつもりはなかったが、スタッフに誘われたのと無料入場券がもらえるのにつられて入ってしまった。中では吉野弘の娘の久保田奈々子氏が二人のミュージシャンと一緒に演奏していた。アマチュアミュージシャンの歌なんて聞きたくないっていうのが通常だけど、普通にオリジナル曲も良くて感心した。

展示の方は非常にこじんまりとしていたね。作品ももちろん展示してあったけど、特に魅かれるものは何もなかったな。でも、直筆の詩はとても印象深い。達筆というわけではないけど、一画一画丁寧に書かれていて、それだけでも人柄が伝わってくる。
で、肝心の音楽の所では浜田省吾に触れられていて安心した。「悲しみは雪のように」が「雪の日に」インスパイアされたのはもちろん知っていたけど、収録アルバム『Born in 1952』は発売当初は『I was born in 1952』という表記だったというのは知らなかったね。あと、拓郎の「祭りのあと」や高田渡についても触れていた。

入場券にはランダムで氏の詩が書かれている。私の券には「竹」という詩が載っていた。

縦一列の高層ビル「竹」
光も入らない円筒形の部屋ばかり
かぐや姫のほかは
誰も住まわせたことのないのが誇です


いい詩じゃないか。

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『グッバイ、レーニン!』

2018-11-25 16:41:31 | 洋画
基本的な考えとして映画は映画館で観るのが最適だろう。ただ、酒飲んでいつでも横になれる家で観るのも良しとする。しかししかし、学校で授業の一環として観る映画もおつなもんだ。長い学生生活の中で授業中に映画を観る機会は幾度かあったが、最も印象に残っているのは大学生のときに観たこの映画だ。

ストーリは母親が昏睡中にドイツが東西統一したけど、そのことを隠し続けるものだ。一応授業中に観るのだから、意味があってみるものだけど、お堅い映画ではなく気軽に観られる映画だ。それでいて当時のドイツの東西のギャップというものを感じられる。

ウソをつき続ける映画というと『ライフ・イズ・ビューティフル』という映画がある。あの映画は戦争中に父親が息子を思ってウソをつき続ける映画だ。この映画は息子が母親を思ってウソをつく映画だが、途中から母親のためだか、自分のエゴや意地のためにウソをついているのかわからなくなってくる。息巻く主人公とは対照に周囲の人間の反応は冷ややかだが、それも当然だ。まるで手段が目的になっている。

母親の昏睡から目覚めまではわずか8か月。そのわずかな期間に日常は、世界は大きく変化している。その変化を小さなありふれた家族の視点を通して描いているのが、とてもいい。私たちにとってドイツの統合は「歴史」であるが、彼らにとっては日常の出来事というのがよくわかる(もちろん大きな変化もあることだろうが)。

一見するとヘビーにもなりかねないテーマををここまで軽妙に撮れたのはお見事である。
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『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』

2018-11-24 19:55:14 | 洋画
先日午後のロードショーを録画したのを観たのではなく2015年11月7日の土曜プレミアムで放映したものを観た。いつか観ようとは思いつつも2作目を観る機会がなく、HDDの中でずっと眠っていたものをようやく観ることができた。

3作目になって悪役にメル・ギブソン、そしてバンデラスにハリソン・フォード登場とさらにパワーアップしている。相変わらず派手にドカンとやっているのだが、いい加減食傷気味になってきたかな。まあ、そんな野暮なことをいう映画でもないか。頭からっぽになれればそれでいい。

4作目が出たら観ちゃうし、どんなキャストが登場するのか妄想するのも楽しい。

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『恐怖の報酬 (オリジナル完全版)』

2018-11-24 13:45:10 | 洋画
タイトルはもちろん知っていたし、長年ちょっと気になっていた映画ではあった。ネームバリューの割にはDVD化もされておらずレアな作品だったんだね。せっかくなので前売りかって新宿まで観に行ってきた。

一言で言うと「すげー映画」であった。南米の密林という広々しながらも閉鎖された空間にニトロを運ぶ男たちの狂気がひしひしと伝わってくる。時代を感じさせる映像のざらつきが実にマッチしている。さらに待ち受けているいくつもの試練の連続に緊張感を持たざるを得ない。ワンカットワンカットに監督の手腕を称賛せざるを得ない。吊り橋のシーンは観ているこっちも当事者の気分になってしまうもの。後にガルパンでこのシーンがオマージュとして使われたんだってね。吊り橋は映画のために制作したもののようだが、どうやって撮影しているのだろう。

その「凄い演出」の一方で本題のトラックが走り出す展開に入るまでが長すぎた。始まって1時間経過したころで出発だもの。この完全版は当時公開したものよりも30分ほど長いようだが、カットした部分が前半ということであればそれは正しい決断だったのではないのだろうか。ここまで書いていて言うのもなんだが、演出は一流だが、面白さとしては2.5流くらい。

上映後にトークショーも行われた。ゲストは高橋ヨシキ氏と松江哲明氏。両氏とも知らない人だけど、wikiを観ると「そういう仕事をしている人ね」というのがわかる。内容は個人的な思い出語りとちょっとしたうんちく。
携帯を安物に買い換えたから、カメラがしょぼくなったな。



初日初回入場者特典としてチラシを貰った。右側が通常バージョンで左側が特典の方。この構図凄く好きでポスターとしたいくらい。
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『エクスペンダブルズ2』

2018-11-21 21:13:25 | 洋画
1作目も豪華で派手であったが、2作目は見事にそれを上回っている。まず、つかみのアクションからして違ったものな。

前作では顔見世程度のシュワとブルース・ウィリスがしっかりアクションしてくれたのがうれしいな。さらにノリスまで出てくるのだから全人類が涙ものだよ。ノリス登場時の音楽はどっかで聴いたことがあるかと思ったら「続・夕陽のガンマン」からなんだね。渋い演出だ。
ヴァン・ダムも悪役としてはクールではまっていたが、もうちょっと肉体アクションを堪能させてほしかったな。もっと言えば、スタに負けてほしくなかったな。

内容は完全な娯楽映画ではあるのだが、キャストだけに頼らず、アクション映画としてのポイントをちゃんと押さえてくれているのがファンには嬉しい。
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