ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

東野圭吾『白銀ジャック』

2020年12月06日 | 読んだ本(日本語)
東野圭吾著『白銀ジャック』

おもしろかった! 前回読んだ『疾風ロンド』がおもしろかったので読んだのだけど、
順番逆だったな(笑)。時系列的にこっちの方が先でした。根津さんと千晶さんが
出会った本だったから。

スキー場の下に爆弾を設置した、ということで、身代金を要求するメールが届き、
索道部マネージャーの倉田はスキー場を閉鎖して警察に届けるべきだ、と主張する。
しかし、社長をはじめとする上層部は反対し、身代金3000万を払うことに。
そうしたら、犯人から安全なゲレンデを教えるメールが届き、もっと教えてほしかったら
3000万払え、とのメールが。ここまで来たら、今さら警察に通報できないとお金を払います。

一方、スノーボードクロスの大会のために来ていた千晶は、コースが作られないので
何でだろう~みたいになって、パトロールの女性・藤崎に恋をした従兄(従弟?)のために
パトロール小屋に近づいたら、お金を運ぶ役になっていた藤崎と根津の電話での会話を聞いてしまい、
首を突っ込むことに。

まあ、なんというか、そこに去年、滑走禁止区域で滑っていたスノーボーダーにぶつかられて、
奥さんが頸動脈を切って死んでしまった夫が、子どもに母の死を乗り越えてほしいと子連れできてて。
このパパさんがあまりにいい人だから、なんか怪しいって思っちゃうんだけど。

まんまとやられた。スノーボーダーが名乗り出たけど、なんか複雑。

そして、かなりしつこいじ~さんだな、と思わされた入江さん、グッジョブ。
おいしいところを持っていきました(笑)。

物語のスピード感はさすがです。一気に読んじゃった。おもしろかった。
達樹くんが立ち直ってくれますように。