ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』

2019年08月03日 | 読んだ本(日本語)
スペンサー・ジョンソン著、門田美鈴訳『チーズはどこへ消えた?』

何年も前、友達に「すごくいいよ!」とお勧めされたのですが、そのときは興味がなくて読みませんでした。
たまたま図書館で見かけて、そういえば……と思い出し、今回読みました。

ふむ。2匹のネズミと2人の小人がチーズを探すのです。自分たちの特別なチーズを見つけようと、
迷路の中を探し回ります。そうしてチーズがたくさんあるチーズ・ステーションにたどり着くんだけど、
あるとき突然チーズが姿を消します。そこに至るまでの小人2人の行動が、まさに成功の上にあぐらをかく
ような状態で。

ネズミたちは単純なので、あ、なくなったんだ、じゃあ次探そう~みたいに次のチーズ・ステーションを
探しに迷路に繰り出します。一方、小人はまさしく現状維持バイアスで、チーズが戻ってくるかもとか
思いつつ、なんの解決にもならない現状に留まります。そのうち心がすさみ、食料(チーズ)がないので
やせ衰え……。そんな状況に疑問を持った1人の小人ホーが、自分の愚かさに気づき、それを笑い、
迷路に出る決心をします。迷路は先がわからず不安だけど、恐怖がなければどうするだろう?
などと考え、後れを取っても何もしないよりはいいとか、新しいチーズを味わっている自分を
想像するとか、いろいろ前向きになれることを見つけていきます。そしてついに、ネズミ2匹が
とっくにたどり着いていたずっといいチーズ・ステーションを見つけます。

すんごく簡単でわかりやすいことだけど、それで会社が変わった、人生が変わった、みたいなことを
ほかの登場人物たちが語っています。

まあ、この本を読んで元気は出ました。最近、いろいろガチガチになっていたところがあったので。
でも、自分を笑える余裕が持てたらいいな、成功をイメージすることを忘れないようにしよう、
ということだけは覚えました。あとの言葉(名言)はたくさんありすぎて、覚えきれない(笑)。