ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

経済協力開発機構(OECD)編著『行動公共政策』

2017年11月16日 | 読んだ本(日本語)
経済協力開発機構(OECD)編著、齋藤長行訳『行動公共政策』

はい、私、読書はわりと雑食です。

字が大きくて読みやすかったです。

罰則に頼るのではなく、ナッジ(nudge、英語で「つつく」の意)によって、人々を
よい方向に向ける、というような感じです。

そういえば、チャレンジ○年生の封筒に、答案用紙の返却を手紙で受け取るかネットで受け取るかを
選ぶところがあって、ネットで受け取る、の方が微妙にチェック欄が大きいんですよね。
そうしたら、なんとなく大きい方を選んでしまいそうな……?

こういうのがナッジになるのかな、などと思っていました。

この本自体はサブタイトルが「行動経済学の洞察を活用した新たな政策設計」ですので、
行動経済学を活用した規制政策について事例が紹介されていたり、これから
政策設計にどのように活用していくか、みたいなことが書かれていたりします。

これからの世の中を動かしていく人向けかも。そして私たちは、そうした人々に実はナッジされているのかもしれない、と
考えてみるとおもしろそう。