ちびずマムのマイペースな育児・料理・翻訳日記

2007年生まれの1号くんと2010年生まれの2号くんに振り回されつつ、自分の夢もなんとか追っていきたい、ちびたちのマム

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖5』

2016年08月21日 | 読んだ本(日本語)
三上延著『ビブリア古書堂の事件手帖5』

4の最後に大輔くんが告白するから、続きが気になって読みました。
今作は短編集なので、一話だけ読もうと思ったのに、プロローグで栞子さんが告白の返事をしかけた
ところで時間が戻るので、結局気になって一気読み(眠い……(笑))。

栞子さんのお母さんがたっぷり裏で糸を引いています。普通にそこら辺にいる人がそんなことを
しているのだと想像すると鳥肌が立ちますね。どういう人なんだ、このお母さん。

店の常連客からついには栞子さんの友人まで、うまいことお母さんに使われてしまいます。むー。

持ち込まれた謎の一つもかつてのお母さんの行動が原因だったりして、なんともまあ、
このお母さんの存在感のすごいこと。

今作では手塚治虫の『ブラック・ジャック』にまつわる謎が出てきます。何冊か読んだな~。
でも、その作品があんなにも手直しされていて、コミックにもいろいろあったんだと知ってものすごく驚いた。
常に時代に合ったいい作品にしようとしたその姿勢、すばらしいです。

大輔くんと栞子さんの仲、ようやく一歩前進です。でも、キスくらいさせてあげてよー(笑)。
6巻も大波乱の予感。