10月でも晴れればやっぱり未だ真夏と変わらんぞ。
朝方少し涼しく感じたので皮革の裏当てを付けた腕時計をして
ブランチしに出掛けたら汗でベタベタになってしまった。
この皮革の裏当ては既製品を探したのだが無かったので
今年の初め、母の在宅介護をしながらその合間に
自作したモノ・・・
クロコダイルのベルト部分は職人の作品だが
それに合わせてクロコダイルの皮革を入手し裏当て作成。
かなり良い感じに仕上がっていて
裏当てだけ単品で販売するとしたら
プライスは10,000円位が妥当かな・・・
先ずは型から切り出し・・・
クロコの裏面と牛革のトコ裏を貼り合わせ・・・
曲面にする為、スプレー缶に巻き付け乾燥・・・
この形が維持される・・・
再び缶に巻き付け余分な牛革部分をカット・・・
更に断面を成形・・・
この状態だとコバの断面がボロボロなので
サンドペーパーでスムージング・・・
トコノールを擦り込み・・・
艶が出るまで黒檀で磨く・・・
未だ少し粗いけどワイルド感も欲しいのでそこそこで・・・
これでコバの艶出しは終了・・・
ベルト通しのループを付ける為、位置の確認・・・
ボンドで仮固定し菱抜きで縫い穴を開ける・・・
手縫い・・・
縫い込み完了・・・
保革の為、蜜蝋ワックスの擦り込み・・・
何度も蜜蝋の擦り込み・・・
何日か放置・・・
時計とベルトにBund(裏当て)合体・・・
超絶カッコイイ!
バランスも申し分ない。
ベルトのこぶ山にも追随して迫力満点。
こんな腕時計はエージェントだけの特権。
何処から眺めても非の打ち所がない。
裏も美しい。
と、言う自己満の世界に浸れるのが腕時計なのよ。