11月29日快晴。釣りに出掛けるのは何と二ヶ月半振り???(汗)
イタリアおやじが大安トラウトレイクに訪れるのは今回で生涯三回目となります。
名手 “ K.I 氏 ”オフシーズンのお膝元的フィールドで前回は約二年前の
2007年の1月にご一緒させていただいて以来です。
K.I 氏の釣りは本当に心地好いですしギャラリーとして観ているだけで
釣りが愉しめてしまいます。サカナとの対話が出来る人なんですね。
ライズが乏しく厳しい状況の中、他の人達が沈黙する中でもちゃんと
結果を出されています。遠くでライズが起これば素晴らしいキャストで
的確にドライフライをポイント迄届けて口を使わせていますし
ライズが無くてもインジケーターの微かな魚信を捉えてフッキング迄
持ち込んでサオを曲げる様子は実に絵になるんです。
今回はご子息との親子釣行でしたがご子息もお父さんの真剣な背中を見て
親子二代の名手になっていくんでしょうね。
釣りが飯よりも好きで夢中なお父さんのDNAはきっと引き継がれますよ。
そして、イタリアおやじの今回は如何だったかと言うと、「ボ・・」でした。
一回目、二回目の釣行時も手探りでしたが三回目の今回も答えが見つかりません。
10番サイズのヘヴィ・ウエイト毛鈎でも2~3メートルの底を取れないので
更にチヌ釣りに使うガン玉(B・2B・3B)をセットし強制的に沈めて引っ張る
スタイルを貫きましたが・・・
1番ライン指定のグラスロッドの粘りだけを頼りに
仕掛けが重くてラインがリフトし辛くロールキャストするにも手を焼く
半自虐的なM的スタイルは無謀過ぎて快感でしたけどね。
DTLはMの殿方が多いと伺っています。(笑)
三度だけお口を使ってくれました。一度目はフッキングも成功したのですが
フッキングの際の勢いでリールのスプールが外れ桟橋から転げ落ち「ドボン!」
40センチのニジマスを取り込むかスプールを救出するかアタフタしている間に
ガン玉を付けて強度の落ちたのティペットは「プッツン!」 ア~ァでした。(汗)
水中で回転してしまうスプール回収にはバッキングライン全てを
手繰るしかなく大型魚がバッキングラインを持って行くなら未だしも
こんな事でバッキングラインを引きずり出して如何するのって感じ。(大笑)
その後、時間を置いて二度の明確な魚信を感じましたがフッキングしません。
沈黙の時間はどんどん経過し、暗くなりかけた午後4時半に終了です。
約8時間、延々と水面ニラメッコは久し振りでした。
マッディーで魚影の見えない大安トラウトレイクで鉛仕込みの底引きは
今回も迷宮入りです。フォーリングでも捉え切れなかったのは何故???