
お盆を過ぎると山間部は急ぎ足で秋の気配が濃厚になってきます。
17日の平野部は最高気温が37度とか38度とか・・・
でもイタリアおやじが過ごしていた飛騨山中では明け方の最低気温は
16~17度位でヒンヤリとしていて半袖シャツでは寒い程でしたので
モーターホーム内ではフリースジャケットを着込み就寝しました。
日中でも晴れたり曇ったり雨が降ったりと目まぐるしい天候でしたが
気温は然程上がらず最高気温は24度前後で灼熱の平野部とは天と地の差です。
17日に日付が変わる前に何を思ったか急いで名古屋港を出発して
これが大失敗でした。コンデジのバッテリーの充電ばかりに気を取られて
SDメモリーカードは名古屋港ベースのパソコンに差し込んだまま・・・
コンデジの内蔵メモリーの容量なんてオマケの様なものですからね。
気付いたのはアマゴ嬢を横たえ恍惚の画像を収録中・・・
前夜、飛騨入りした際に自販機チェックで灯りに群がる水棲昆虫を
しこたま撮影したのも内蔵メモリーを消費してしまった要因。

夥しい羽アリの軍団には仰天しましたがそれよりも嬉しいのは5月頃に
リバースした様にメイフライ達が一杯居て夜中の自販機前で
怪しきおやじは灯りに忍び寄り接写モードで必死に激写・・・
その光景は岐阜県警のお巡りさんに職務質問されてもおかしくありません。

自販機の灯りを上手く利用しますと光線がボディを透過して美しくも儚い
生命体である華奢なメイフライが更に愛おしく思えてしまうのはヘンタイですわ。
アマゴ嬢の大好物ともなればムシする訳には行きません。

それもドライフライ派なら観察は必須の課目ですからね。

でも、いちいちナニナニのハッチの最中だから何々パターンじゃないとダメ・・・
何て、覚える必要は全く無く毛鈎に応用するポイントは大まかな色やサイズと
その浮かし方。特に浮かし方には拘り貫いてドライフライの場合でも
水面上に高く浮かすのか、ボディは沈めウィングだけ浮かすのか
ペッタリ水面に張り付いた様に浮かすのかでサカナの反応は
全く変わってくるものです。

フラットな止水に近い状況の偏食によるシビアなライズ狩りは別として
流速の有る流れでは「アッ、ご馳走!エイッ、食べちゃえ!」と
一瞬で確信させる事が重要でそれにはジッ~と長時間ドリフトしていては
流石に疑心を抱かせてしまいますから出そうなポイントを見極め
その少し上流側にショートピッチで打ち返します。
日本の渓流ってそんなポイントの連続ばかりですよね。
水勢が強ければ強い程ショートピッチの打ち返しですよ。

速い流れの中で棲息しているサカナ達は人間の想像以上に俊敏ですよ。
そうじゃないと生きて行けませんから・・・

トリッキーな動きを水面上でするカディスをも捕食する位ですからね。

・・・と、ブツブツ垂れながら自販機前で何度も何度もシャッターを切ったので
これで内蔵メモリーはほぼ一杯になってしまっていたと言う訳です。
防水コンデジ Optio W30 には1ギガのマイクロSDカードをSDカードアダプターに挿し込み
使用していますが現在SDカードの使ってないのが自宅に沢山有るので
モーターホーム内に予備を常備しておけば良かったなぁ・・・と改めて反省しました。
メモリーカードなんて邪魔になるサイズじゃありませんし・・・
ところで、17日の飛騨地方は最近毎日雷雨が有るのか普段の二倍近い水量で
アマゴ嬢と戯れるには十分過ぎる状況が整っていて申し分ありませんでした。
それは次エントリーにて・・・