京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

天下の名城 白鷺城。

2011-05-30 13:28:34 | 石垣のある風景(大原以外の!)

長らくご無沙汰していた石垣ブログ

気持ちがやっと平常に戻って、書きたい気持ちが湧いてきましたよ

 昨年末の登城・・・

投稿がすっかり遅くなってしまいましたが

ざざっと、ご報告申し上げます

いつものごとく、里帰りついで

新幹線、途中下車して、姫路にやってきました。

姫路駅~お城までは、数百メートル

のんびりお散歩気分で行きました。

(うちの子、こういう↑のが好きなので

姫路城は、かつては三重の堀で囲まれていたそうでして

一番外側の外堀が、姫路駅あたりにあって・・・

 

外堀(姫路駅)と内堀の間にあったのが

中堀

 

その中堀は、現在埋め立てられて、国道2号線になってます。

その横(お城側)にある土塁が、中堀の名残

東西にずらーっと土塁があって、なかなか壮観です

(さすがは天下の名城、そういうとこでも差をつけますね)

内堀を渡って、お城に入ります。

内堀渡った先の大手門(桜門)から先が・・・

①三の丸

門をくぐったら、ど~んと天守閣が~

と言いたいんですけどね

工事中ですわ

(左手が、後ほど最初に見学する西の丸・右側が本丸です)

 

ま~、私はあくまで石垣見物目当てですから

良いんですけどね

 

負け惜しみじゃないけど

 

内堀と三の丸を隔てる石垣が面白くて

結構しつこく観察してました

たぶん往時のものと思うけど

緻密な石組みの水路が作られていて

面白かったです

一体どなたの普請でしょうね。

で、

いちいち観察していては、日が暮れてしまうので、

どんどん先に進み・・・

案内・赤文字の・・・

正面登城口から菱の門を通って、西の丸に行きました。

  

↑ 菱の門                                ↑ 菱の門手前からは、本丸の眺めが素晴らしいです!

②西の丸

奥に見えているのが、西の丸渡櫓

長局・百間廊下と言われているほど、とにかく長い櫓です。

向かって左端(南)から入場しました。

いたって簡素な造り

すごい奥行きの深さです

何回か曲がったり、階段登ったりしながら・・・

北端の化粧櫓に向かって進みます

建物の石垣は、急勾配にすることで、敵の侵入を防ぐ役割を果たすわけですが

角の部分は、建物の重みが増すために、勾配をきつくすることが出来ないんだそうです。

そのため、敵に狙われやすく・・・

そのぶん、守りが厳重になっていました。

~石落とし、鉄砲の穴~

三の丸渡櫓は、南北・くの字状に曲がっているのですが

 

  

↑ 南                         ↑ 北        ↑ さらに北                     →北端に化粧櫓

 

  ← 渡櫓・北端にある化粧櫓

 千姫が嫁入りの時に持参した化粧料で作られたという櫓です。

で、西の丸を出たら、次は二の丸・・・

二の丸から本丸に向かう道は、九十九折のようになってました。

天守は見えてるのに、遠いです

はの門

③二の丸

(はの門~にの門までの空間)

 写真中央、むき出しの丸太が見えてます

(↑ にの門のところの櫓)

丸太のとこ、アップ

向かって右側に進んで行って・・・

↑ 本丸の壁  ↓

本丸の石垣で行き止まって、つづら折り

 

本丸はすぐそこだけど、

大手道はグネグネ曲がってて、なかなかたどり着きません

九十九折り経て、にの門に向かう・・・

にの門くぐって・・・

(くぐってる人の頭上にある丸太、前の櫓写真に写ってます。)

 

やっと、本丸入口の正面に来ました。

(天守閣が見えたら最高なんですけどね)

小天守群

小天守といっても、地方のお城の天守閣並みの大きさです

立派な破風

 

④本丸

小天守、石垣も立派

本丸の中の備前丸という広い敷地

天守閣の南側にあたります。

守りが頑丈ですね~

天守閣には入れないので

来た道を戻り

(さっきの丸太の下をくぐって、本丸方向の壁~)

二の丸はの門から・・・

正面に見える西の丸化粧櫓がきれい

長男の撮影ですけど、さまになってます

ろの門くぐって、

お菊井戸方面(天守閣・備前丸の南側)に向かいます。

 

備前丸の石垣

見事な扇の勾配です

ぬの門

門の上部が渡り櫓になってます。

 

この先にお菊井戸

 

も一度ぬの門くぐって・・・

埋門くぐって、出口方面に向かいます。

なるほど、埋門

 

右端の階段が、

埋門(手前の石垣の右角部分の下部・左から右へと抜けます)の出口

 

階段の奥に、先ほどのぬの門・渡櫓が見えてます。

写真上・左側の石垣は、先ほどの扇の勾配の立派な石垣です。

そして

埋門・階段下りた先には、三国濠があります。

 唯一のみずみずしい空間です。

 水面に浮かんだ櫓がきれいでした

 

(まとめ)

現存天守閣・姫路城

何もかもが残っていて素晴らしかったです

天守閣は工事シートに隠れて見えなかったけど、見えなくてちょうど良かったかも

(広すぎて、見学が荒削りになってしまいますしね)

天守閣、いったいどんなにでっかいんでしょうね~

いきなり見たら、びっくりして引っくり返ってしまうかもね)

ええ、見れなくてちょうど良かったですわ~

前回登城の岩村城は、石垣のみで、往時の姿を想像するのに、かなり苦戦しました。

 岩村城の様子

勉強不足の身では、石垣の配置から、構造が想像できないんですよ・・・悲しいことに

そういう意味で、姫路城は

良い勉強になりました。

(逆に、建物・壁を取りさらった岩村城状態を想像してみたり・・・)

特に、最後の埋門の構造を知ることが出来たのはでした。

 


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2 コメント

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Unknown (瓶牛)
2011-05-30 21:14:27
三の丸はかつて藩主の御殿や藩政の屋敷があり、大名庭園があったそうです。なので石垣もそういう作りなのかと。明治になって軍隊を駐屯させるため壊しちゃいましたけど。
修理見学施設は行かなかったのですか?私は夏休みに行こうと計画しています。

最近、別件の検索をしていて、たまたま見つけたのですが九州の八代城の石垣も見事な物でした。行った事はなくて写真でしか見た事がないのですが。
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コメントお返事遅くなり、すみません。 (瓶牛様)
2011-06-10 15:12:24
当ブログにおいで下さり、ありがとうございます!
お城通の方に見ていただけるのは、すごくうれしいです。

お返事書くのも楽しみで
大事にとっておくあまり、遅くなってしまいすみません。

天下の名城・姫路城
あまりにもポピュラーで、今まで行きそびれていたんですけど
やっぱりすごかったです。
あんな大規模な建物が破却されずに残っているとは!
まさに、世界遺産ですね!

天空の城?、とかいう修理施設、ですね。
行ってみたいような・・・
でも、いかにも観光名所みたいだったら興ざめするかな~と思ってみたり
詳しい説明が聞けるのなら、行ってみたいなあと思います。

九州のお城も石垣が立派なところが多いのですね。
九州はツアーでしか行ったことがないので
車でマイペースに散策してみたいです。
八代だったら、通潤橋もセットで行けるのかも。
(橋だけど、石垣っぽいので要チェック)
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