京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

野菜とれとれ。

2007-04-18 10:55:47 | 大原の風景
 朝一番、従業員さんから、野菜の間引き菜をいただきました。


 
 ほうれんそうに。



 春菊。

 大原も、やっと暖かい季節になってきました。
 種まきしていた紫蘇も、順調に育っています。

 今、山々は、山桜と新緑が混じって、なんとも美しい色合いをしています。
 運転していても、はっと息を呑むほどです。

 暖冬だったためか、裏山のシャガの花も咲いてきました。
 後で、写真投稿しましょう。
 ではでは。

菜の花漬

2007-04-18 10:48:38 | お漬物の話


 私は、こういう茶色くなった頃のが好きです、と書こうと思ったのですが・・・

 写真を撮ってから、食卓に並べ、皆で食事をしていると・・・
 「これ、どこの菜の花や?」(じいちゃん)
 「知らんで~、和(若!のこと)が置いていったで。」(ばあちゃん)
 「うちのとちゃうなあ。」
 「そやなあ。」

 ???

 私は、ただ袋から出しただけですが。
 つまみ食いしたとき、確かにいつものと味がちゃうなあ、と思いました。
 (出しただけではなかったですね
 それに、菜の花の香りが強いのか、なんか菜の花自体と異なる香味がしてました。
 袋の裏表示には、「菜の花ぬか漬け」と書いてあるし・・・
 おかしい。
 (販売しているのは、確か塩漬けのはず。)

 皆でごちゃごちゃ推測してましたが。
 「去年、あんた(じいちゃん)が作ったやつとちゃうか~。」
 と、いうことになりました。

 な~るほど。
 で、試食会。
 なんか香味がする、と思ったら、山椒入りでした。

 味付けは・・・
 じいちゃんが味付けすると、最近は甘口のものが多くて。
 この菜の花漬けも甘かったのですが。
 山椒がなんとも良いお味。

 ぱくぱくぱく。
 全部食べてしまいました。

 店頭販売はしていない、幻の漬物です。
 家族の評判は良かったので、そのうち販売するかもしれませんね。
 お蔵入りしていた漬物でした。
 (去年のだから、ミイラ化というべきか・・・)


 そうそう。
 菜の花のぬか漬け。
 松ヶ崎漬を御存知ですか?

 大原を流れている高野川の、もうすこし下流に、松ヶ崎集落があります。
 五山送り火の、妙法で有名なところです。
 この界隈で作られる菜の花は、上質なことで知られています。
 大原の紫蘇と同じで、気候が関係して、美味しい菜の花が育つそうです。
 地元の人曰く、「よその土地では、こんな風にはできひん。」と。

 で。
 もうすぐ、松ヶ崎漬の美味しい季節。
 冒頭の写真のような、茶色い菜の花漬です。
 修学院商店街ででも探してみようっと!