2017年 秋 『ジャンヌ・ダルクージャンヌと炎』 九州巡回公演 第12週目
今週は、今年一番の寒さを迎え、鹿児島、長崎、福岡を旅してきました。
12月11日 (月) 鹿児島県 鳳凰高校
13日 (水) 長崎県 佐世保工業高等専門学校
15日 (金) 福岡県 福岡女子商業高校
鳳凰高校
鳳凰高校では、全校生徒が1600人でしたので、午前の部、午後の部での2ステージ公演でした。
とても寒い体育館のはずが、客席側から登場するオープニングのシーンでは、体育館の中はみんなの熱気に包まれていて、役者たちの登場を温かく迎え入れてくれました。
舞台上に立っている時の感触は、とても細かい所まで良く観ているなと感じました。
舞台に立つ役者なら当然の事ですが、改めて子どもたちの視線の鋭さや集中力を感じ、たった今一度きりの公演を大切にしなければ、と強く感じる公演でした。
佐世保工業高等専門学校
佐世保工業高等専門学校での公演は、学生さんが900人いらっしゃるので、体育館の一番奥からステージを組みました。可能な限り客席を広くするためです。
この日の客席は、とても大人っぽい観劇態度をしてくれていました。
僕たちは芸術鑑賞行事の時に、子ども向けに演劇をつくり変えたりはしません。
佐世保工業高等専門学校の学生さんたちは、大人たちが思っている以上に大人の準備や覚悟がある、立派な態度で鑑賞してくれました。
態度とはなかなか人の目には映らないもの。
何かに臨む時、大切な姿勢だと感じました。
福岡女子商業高校
福岡女子商業高校での公演は、先生方も含めて生徒さんひとりひとりが、自由に伸び伸びと楽しんでくれていました。
朝早くからお手伝いに来てくれたこと。客席から飛び出す笑い声。幕間の休憩時間での明るい姿。公演後のお片付けの積極性。そのどれもが眩しくて、とても和やかな一日になりました。この日の公演では、声を掛け合い協力する彼女たちの姿をとても美しく感じました。本当に楽しんでくれたみたいですね。ありがとう!
公演後の片付けでは、舞台に興味を持ってくれて何度も声かけてくれました。
短い時間でしたが、少しでも思い出に残ってくれたのなら幸いです。
今年のジャンヌダルクの旅は、いよいよクライマックスを迎えます。
みんなの声が奏でるメロディー、心に燃える炎が。
脳内に響いて、身体を火照らせています。
今、笑顔溢れて!
泥棒・公爵・旅役者/車 宗洸
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