風のBLOG

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『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』2011秋ツアー第8週目

2011-11-07 17:13:49 | 全国巡回公演
トップの写真は福島県の会津学鳳中学・高校の公演後、お手伝いをしてくれた皆さんとの一枚

ヘレン・ケラーの旅は第8週目となりました。今週は
10月31日 福島県 清陵情報高校
11月 1日 福島県 会津学鳳中学校・高校
11月 2日 東京都 三鷹中等教育学校
11月 4日 千葉県 天羽高校
での公演でした。

皆さんが生活をする学校で、または地域の会館で、生の舞台を全員で観るという経験は中学生活や高校生活の今だからという機会だと思います。そして先生方が、生身の人間や芸術に触れて生徒のみなさんに何か感じてほしいと願う思いは、私たちに強く伝わってきます。だからこそ私たちはその日一度限りの出会いに大きな期待と緊張をもって臨みます。

体育館の照明が落ちると同時にわき上がる拍手と歓声、舞台の導入を不思議そうに見つめる眼差し、どんなに小さなことも見逃さないその洞察力、感じたことを思わず口に出してしまう素直な心、こちらが「さすが!」と思うほどタイミングの良いつっこみ、笑い声、舞台と客席が一体になる瞬間、それは客席に座るひとりひとりがつくり出している時間であり、空間です。
皆さんはもの凄い吸収力でその場に起きることを感じ、同時に考えているんだということを私たちは肌で感じることが出来ました。舞台と向き合った時に起こったその気持ちや感覚を忘れずにいてほしい、そして共につくりあげた舞台がほんの少しでも皆さんの生きる希望になることを私たちは願っています。



大がかりな舞台装置を一生懸命、力持ちの生徒さんたちが運び出してくれるその姿はなんとも頼もしいものでした。
どうもありがとう!!



女子生徒さんだって力持ち!「これ、本当に重たいよ」と言うと「大丈夫です!」と言ってヒョイと荷物を運んでくれるその笑顔、素敵でした。恥ずかしいけど自分の気持ちを伝えたいという思いから話しかけてくれる生徒さん、自分たちの生活についていろんなことを語ってくれる生徒さん、彼らの中が垣間見えるその瞬間は喜びへと繋がります。


最後の一枚hは、天羽高校の皆さんとの記念写真。楽しみながら片づけを手伝ってくれました、ありがとう!!

『ヘレン・ケラー』の旅はここで一度区切りとなります。
旅班メンバーは『星の王子さま』を西日本で上演し、12月には再び『ヘレン・ケラー』の旅を続けます。
今日まで出会ったたくさんの皆さんの思いを胸に、私たちは新たな出発を迎えます。

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2 コメント

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こんばんは (Unknown)
2011-11-07 22:54:56
こんばんは。
今日、「ハムレット」を観劇させていただいた高校の生徒です。

話の内容はだいたいは知っていましたが、実際にハムレットを観るのは初めてで、すごく楽しみにしていました。

すごく感動しました。

喜び・怒り・哀しみ・楽しみ。変わってゆく表情や感情に目を離せませんでした。

休憩中に舞台を見ると、道具をコロス役の方たちが動かしているのが見えました。
ゆっくり動き、ゆっくり道具を持ち、ゆっくり去っていく。
役への集中力や真剣さがすごいと思いました。


「このままでいいのか、いけないのか」
今の社会や自分に問いかける言葉だと思い、改めて自分というものを考えさせられる言葉でした。



今日は本当にありがとうございました。

これからも頑張ってください。

応援しています!



長文、失礼いたしました。

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コメントありがとう! (佐藤勇太)
2011-11-09 23:09:22
Unknownさん、早速のコメントありがとうございます。
「ハムレット」を見るのを楽しみにしていてくれたこと、そして公演を楽しんでくれたこと、とても嬉しいです。
大村高校の皆さんは、最初から最後まですごい集中して見てくれていましたね(^-^)

Unknownさんのいうように、「このままでいいのか、いけないのか」という言葉や人間の様々な感情は、ハムレットが書かれた400年前も今も変わらないものだと思います。
Unknownさんが、ハムレットを通して感じたり、考えてくれたことを大切に思ってくれたら幸いです。

また会える日を楽しみにしています。
ブログは毎週更新しているので、今週末にはアップすると思います。
また遊びに来てくださいね。
ありがとうございました!

コロス 佐藤勇太
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