10月23日(月) 【福岡県】 浮羽究真館高校 同校体育館
10月26日(木) 【大分県】 大分東高校 同校体育館
浮羽究真館高校
風の公演は今回が初めてという学校です。
2階の体育館で天井がたかいということもあり、前日の日曜日の昼前から搬入作業と照明や美術幕などのためのロープ降ろしの作業をしました。ロープ降ろしの作業に当たる人は竿師(さおし)と呼ばれていますが、劇場とは違って、滑車ロープを使った照明バトンの構造などが見えるのも体育館公演のおもしろさです。
公演当日は入場時に点呼をとったあとは学年もクラスも関係なく友達と自由に好きな場所で観劇と聞いていましたが、舞台のすぐ前から、隙間なく着席されていました。
開演前に校長先生は、ご自身が教職に就かれたすぐの頃、演劇鑑賞団体で2ヶ月に1度観劇されていたとのこと。観劇は自分とは違う考え方や感じ方を知る機会だと話されました。
カーテンコールでは、文化委員長さんが、迫力があって、おもしろくて、話が短かく感じられたと感想を話してくれました。
生徒会、文化委員、舞台に興味を持つ人達がその場に残り、舞台見学。飛び入り参加も可能ですので、舞台見学に多くの生徒さんが参加され、キャスト、スタッフと交流しました。
その後の後片付け、搬出も手伝っていただきました。最後は、バスケ部の男子生徒さんも手伝いに加わってくれました。
大分東高校
『ヘレン・ケラー』の公演は、今回で3回目、他にも『Touch~孤独から愛へ』も観てもらっている学校です。
朝、体育館にトラックを横付けして、搬入の準備入った頃に生徒会、文化委員の生徒さんたちが集合。搬入を手伝っていただきました。そのまま、舞台を組む作業も一緒にやっていただきました。パネルを組んだり、幕を吊ったり。お手伝い終了の時間がきた時は、午後からの観劇に興味が増した様子がかんじられました。本当にありがとうございます。
開演前の校長先生のお話の冒頭、3年に1度の芸術鑑賞の今日の日を楽しみにしていた人拍手して!の問いかけに大きな拍手がおこりました。校長先生は、ご自分が小学校1、2年生の頃に“ヘレン・ケラー”を知り、ヘレンが見えない、聞こえないということに衝撃を受けたと話されました。
カーテンコールであいさつされた生徒代表の方は、中学生の時に風の『ヘレン・ケラー』を観たが、中学生の時とは、違う受け止め方をした、と話されました。あとでご本人から中学生の時に風の『星の王子さま』と『ヘレン・ケラー』を観たと伺いました。
搬入時に手伝ってくれた生徒さんたちが片付けと搬出も手伝ってくれました。そして、それを楽しんでくれている様子にありがたく思いました。
文:清水菜穂子(メイドのビニ―役)
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