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2018秋『Touch〜孤独から愛へ』九州ツアー 【11週目】

2018-12-22 08:41:22 | 全国巡回公演

暖かさを残す九州の気候から一変し、日に日に寒さが増し、冬の訪れを肌で感じ始まった『Touch〜孤独から愛へ』の秋の九州ツアーも11周目を迎えました。


今週は、

12月10日(月)  [鹿児島県]  修学館中学・高校  同校体育館

            13日(火)  [福岡県]  福岡女子商業高校  同校体育館

            14日(水)  [福岡県]  糸島農業高校  同校体育館

の公演でした。


修学館中学・高校

今週第1週目は、鹿児島県の修学館高校での公演です。
修学館中学高・高校では、2015年に公演をした『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』から3年ぶり、風は3回目の公演となりました。
冬でも暖かさを残す九州独特の気候から一変し、冬らしい寒空の下、前日に行われた搬入作業には、サッカー部の生徒さん方や、校長先生を始め、先生方、たくさんの方々がお手伝いに駆け付けて下さり、寒さに負けないくらい盛り上げてくれました。


また、生徒さん方や先生方の中には、3年前の『ヘレン・ケラー』の公演を観て、お手伝いしてくださった方、当時のご担当の先生もいらっしゃり、「任せてください!」、「これは、こっちから運ぼう!」、「こう持ったらいいよ!」と声をかけ合い、前回の公演を思い出しながら、手際よくお手伝いをして下さる姿は、とても印象的でした。
本番当日は、放送部の生徒さんによる司会進行と共に大きな拍手で開演しました。
本番が始まると、とても集中したしっかりとした眼差しで舞台に向き合っている姿に支えられた公演となりました。


終演後には、前日にお手伝いしてくれたサッカー部を始め、運動部の部活動の生徒さん、有志の生徒さん方、先生方が来てくださり、最後の最後まで盛り上がった公演となりました。


また、帰り際には、3年前に『ヘレン・ケラー』の公演を見た生徒さんから「風のトラックを見て、また風が来た!やったー!って思いました。touchの公演もとてもか感じるものがありました」と生き生きとした言葉をかけてくれました。



福岡女子商業高校
 
 
今週2回目は、福岡県の福岡女子商業高校での公演です。
福岡女子商業高校は、昨年2017年の『ジャンヌ・ダルク〜ジャンヌと炎』の公演から2回目となる公演となりました。
福岡女子商業高校での公演は、校長先生や先生方が毎年でも生徒たちに演劇を観せたい、という想いから、生まれ繋がった公演でもあります。
前日の夕方からの搬入には、有志の生徒さん方が「何か手伝えることはありますか!」と続々と集まってくれました。
 
 
本番当日、入場が始まると、「わー!すごい!」と歓声を上げ、元気な姿で生徒さんが劇場へと変わった体育館に集まってきました。
開演前には、生徒会の生徒さんの『Touch』のストーリー紹介から始まり、昨年に続き、一体どんな物語が始まるのか、心を揺らめかせている姿と共に大きな拍手で開演を迎えました。
 
物語の序盤は、笑ったり、驚いたりととてもリラックスした姿で観ていた生徒さんも、物語が進むにつれ、静かな視線で一人一人が思い思いに感じたり、考えながら、舞台に向き合っている様でした。
終演後には、生徒会長さんより、「今回の公演で得たものを通して、1日1日を大切にしたい」と、想いの込もった言葉をもらいました。
終演後のバックステージツアーには、たくさんの生徒さんが集まってくれました。
 
 
また、今回の公演には、ツアーメンバーである、昨年の『ジャンヌ・ダルク』のジャンヌ役の高階もおり、「ジャンヌだ!」生徒さんたちに声をかけられ、昨年、そして、今回の公演を通して感じたことを語り合っている姿もあり、その姿から、公演の繋がりや彼女たちの中に残っていった時間をとても強く感じました。
 
 
後片付けにも、生徒会や運動部、有志の生徒さん方、先生方も多く来て下さり、皆さんのパワフルな姿に私たちも元気づけられました!
 
 
 
糸島農業高校

 
今週最後は、福岡県の糸島農業高校での公演です。
糸島農業高校では、2008年の『肝っ玉おっ母とその子供たち』の公演より、10年ぶり4回目の公演となりました。
福岡女子商業高校での公演を終え、次の公演場所である糸島農業高校へ向かい、搬入作業を行いました。
糸島農業高校に到着すると、お手伝いのために集まって下さった、生徒会を始め、たくさんの生徒さん方や先生方に迎えられ、慣れない作業にもとても積極的にお手伝いをしてくれ、皆さんのとても生き生きとした姿に、私たちも明日の公演への想いを受け取りました!
そして、生徒会の司会進行で始まった本番。
客席からは、生徒さんも先生方も一緒になって、しっかりとした表情で、時には笑ったり、沈黙の中でひとりひとりが空間を支え、創っている姿がありました。
カーテンコールでは、全校生徒さんから、「ありがとうございました!」と、とても元気な素敵な挨拶を貰いました。
終演後のバックステージツアーや後片付けには、昨日の搬入のお手伝いに来てくれた生徒さんもたくさん集まってきてくれ、「昨日私が運んだやつだ!」と舞台に触れたり、舞台が解体されてもとの体育館に戻っていく姿に、驚きの声を上げていました。
 
 
 
 
公演後には、糸島農業高校の皆さんが愛情を込めて作った、みかんの「はるか」とその皮を使って開発した、「天の皮かりんと」を頂きました!
とても、美味しかったです!
本当にありがとうございました!
 
 
 
 
 
公演を通して、先生方の生徒さんへの想い、そして、人と人との繋がりを心から感じた一週間でした。
次回はついに、千秋楽の種子島の公演です。
 
 
文:倉八ほなみ
 

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