10月24日(月) 【宮崎】日向工業高校 日向市文化交流センター
10月27日(木) 【長崎】佐世保西高校 同校体育館
日向工業高校
午前中、公演の打ち合わせのため楽屋を訪ねて来られた担当の先生から熱い言葉をいただきました。
「昨年、富島高校の公演をここに見に来て、感動して泣きました。(ヘレン・ケラー を)うちの学校の生徒たちにぜひ見せたいと思いました。」
日向工業高校は度々風の公演を観て下さっている学校で、2016年には『ジャンヌ・ダルク』でお会いした先生方もたくさんいらっしゃいます。文化ホールを借りての行事は10数年ぶりだそうです。
「演劇を見るのは初めての生徒ばかり」とのことでしたが、カーテンコールで出演者挨拶の時には前のめりの体で耳を傾けてくれる生徒さんの姿がありました。
生徒会長さんからの言葉。
「事前学習でヘレン・ケラー について聞いたので、身体の不自由な人をどう演じるのだろう?と思っていました。生の演劇で見ると迫力があり、皆さんの演技に見入ってしまいました。演劇で見るからこそ伝わるものがたくさんありました!」
生徒の皆が興味を持てるようにと、国語科の先生が読み聞かせをするなど工夫をしたそうです。
公演後に希望者の皆さんと舞台見学をしました。生徒さんたちは舞台の隅々まで楽しみ、元気な笑顔を見せてくれました。そして先生たちも興味津々で、舞台の作りを細かく質問されました。さすが工業高校ですね!
担当の先生も嬉しそうに皆の様子を見ていました。「3年に一度しか行事ができないのですが、また3年後もよろしくお願いします!」と嬉しい言葉をいただきました。
佐世保西高校
2012年、2019年にも「Touch〜孤独から愛へ」を上演している学校です。ここ2年間は音楽ばかりだったので、今回は演劇ができて本当に嬉しいと担当の先生。700人規模の学校なので全校での観劇を実施するためにたくさんのご苦労があったことでしょう。
「こういう楽しみな行事の時は集まるのも早いんですよ。」という先生の予想通り、あっという間に席に着き、今か今かと始まりを待つ生徒の皆さん。
開演すると笑ったり深く感じたり、一瞬一瞬を共に創り出してくれました。
カーテンコールでの生徒代表挨拶では
「皆さんの演技を見て、表情や動きに見入ってしまい、いつの間にか舞台の世界に引き込まれていきました。なんだか不思議な感覚でした。
演劇を見るのは初めてで、演劇鑑賞をやってくれて本当に良かったと思いました。
これからは自分でも見に行きたいです。」
こういう行事がずっとできなかったらこそ、生徒さんと先生の想いが通じ合っているなと感じます。
片付けには生徒会、文化祭実行委員の皆さんと、体育館を使う部活の皆さんが応援に駆けつけてくれました。とても頼もしかったです!ありがとうございました。
公演の一回一回に、3年間の学校生活の中の貴重な経験が懸かっているのだと想いを新たにする今週の公演でした。
文:(ヘレンの友達)パーシー役 稲葉礼恵
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