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2019年秋『ヘレン・ケラー 〜ひびき合うものたち』西日本・東日本ツアー【第9週目】

2019-12-08 17:29:47 | 全国巡回公演

(更新が大幅に遅れて申し訳ありません。何とか最終週のアップをすることが出来ました。)

9月から始まったヘレン・ケラー~ひびき合うものたちもついに最終週を迎えました。


11月11日(月) 東海大学付属大阪暁星高校・中等部(大阪府) 同校講堂
11月12日(火) 立花中学校(兵庫県) 同校体育館
11月13日(水) 三木高校(兵庫県) 三木市文化会館
11月14日(木) 奈良学園登美ヶ丘小学校・中学校(奈良県) 同校体育館
11月15日(金) 天理高校(奈良県) 天理市民会館

 

東海大学付属大阪仰星高校・中等部

前日、準備のため学校に行ってみると、野球部のみなさんがお出迎え。荷物の運び入れを手伝ってくれました。

「いい筋トレですよ」と笑顔で手伝ってくれた皆さん、本当にありがとう!

午前の部では高校2年生・3年生の皆さんが観劇しました。

開場中部隊のセットに驚いたりと、とても楽しみにしている事を感じました。本番中は打って変わって集中した緊張感のある客席でした。舞台上で起こるっていることを捉え、考えている姿に支えられていることを感じる時間でした。

午後の部では高校1年生と中等部の皆さんの観劇でした。午前とはまた違った元気いっぱいの雰囲気から本番を迎えました。公演中、しっかりと集中しながらも、色々な反応を見せながら一緒に舞台を作ってくれていました。

終演後、片付けには多くの生徒たちが手伝いにきてくれました。役者と一緒に荷物を運びながら、今日の感想など多くのことを語り合っている姿が、そこここにあり、今日の公演がみんなにとって何かと出会う、きっかけの時間になってくれていたことを感じる充実した時間でした。





片付けが終わった講堂を見に行ってみると、ヘレン・ケラー役の倉八と演劇部の皆さんが集まっていました。前日が大会だった皆さんにとって、この公演が新しい一歩を踏み出す力になってくれていることを願います。

 

立花中学校

立花中学校では、今回で4回目となる公演です。

開場すると、「スゲー」「本物やん」と、はしゃぎながら元気な姿を見せてくれていました。開場中の雰囲気を持ったまま迎えた本番は、その元気の良さで客席から舞台を支えながら一緒にヘレン・ケラーを作ってくれていました。

公演後のカーテンコールでは、美化委員長さんが「目の前で本気で演じている姿を見て、私も本気になれるものを見つけたい」と中学生とは思えないしっかりとした自分の決意を語ってくれました。



 

下校前、ヘレンやアニーに会いたいと多くの生徒さんたちが体育館を覗きに来てくれました。公演後の新鮮な感覚を確かめるような充実した交流時間になりました。

その後の片付けでは、バレー部の生徒さんたちが、元気よく手伝ってくれて想像していたよりも早く片付けを終えることができました。本当にありがとうございます!

また再会出来ることを祈っています。

 

三木高校

三木高校で風が公演するのは今回が初めてです。どんな公演になるのか、私たちもワクワクしながら準備をしていました。

開演前、教頭先生から生徒たちに「これを通じて見て感じて考えて欲しい」と想いのこもったメッセージが送られました。

その言葉を真に受けて、本番中客席からは何かを感じ取ろうと力強い視線を客席から向けてくれていました。

終演後、代表生徒さんから実感のこもった素敵な挨拶と花束をいただきました。

 

この公演が三木高校の生徒さんたちにとって、教頭先生の仰っていたような何かを考え、感じる、充実した時間になってくれていたらと願います。そして今後の学校生活楽しんで色々なことに挑戦して見てください!

パーシー役 石岡和総

奈良学園小学校・奈良学園登美ヶ丘中学校

今週4日目の公演は、風の公演は、初めてとなる、奈良学園小学校・奈良学園登美ヶ丘中学校での公演でした。
P1(小学校1年生)からM4(中学校2年生)の生徒さんたちとの公演。



開場が始まると、劇場となった体育館へ、驚きやこれから何が起きるのだろうかという想いが伝わってくるような、とても元気な声を響かせながら入場してくる生徒さんたち。
また、公演が始まると、とてもリラックスした様子で、友達や先生たちといる空間を思いっきり感じながら、舞台と対話をするように、公演に向き合っている客席の姿に、私たちも一緒に公演を創り過ごすことが出来た時間となりました。



終演後の送り出しでは、帰り際に『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』に出てくる指文字をアニー・サリバン役の髙階の手にうっていたり、「ヘレン・ケラー知ってたから、劇でみれて面白かった」、「頑張ってください」とハイタッチをしながら、思い思いの感想を語ってくれました。



また、終演後には、小学校5年生、6年生の生徒さん達とのバックステージツアーと座談会も行われました。
ポンプに触ったり、階段に登ったり、一つ一つ仕組みを自分の手で触れ、感じていたり、感想や質問をしていたひとりひとりは、本当に生き生きとしていました。



公演が終わった後の後片付けには、なんと!先生方がお手伝いに来てくれました。
公演後の子供たちの生き生きとした表情について話してくれたり、慣れない作業もあった中、先生方が声をかけ会いながらお手伝いをしてくれる姿に支えられ、とても早く後片付けも終わりました。
本当にありがとうございました!

天理高校

今週最後、また、2019年、秋の『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』のツアー千秋楽となった、天理高校の皆さんとの公演でした。
天理高校では、2003年の『星の王子さま』の公演から、16年ぶり、4回目の公演、そして、『ヘレン・ケラー』は、今回で3回目の公演となりました。



1200人以上の生徒さん方がいる学校ということもあり、天理市民会館で、午前と午後の2ステージの公演がとなりました。
午前、午後と、また、客席の雰囲気が変わっていましたが、どちらの公演もとても集中した視線や身体全体で舞台に向き合っている客席の姿は印象的でした。




終演後には、バックステージと座談会も行われました。
公演を観て、舞台に上がって観たい、興味があると集まってくれた有志の生徒さんたち、そして幼少年指導班という、学校で演劇の活動をしている生徒さん達が来てくれました!
座談会では、舞台の後片付けの作業を観ながら、生徒たち、また、先生たちも、思い思いの言葉で、質問や想いを伝えてくれました。
幼少年指導班の1年生と2年生の生徒さんたちは、なんと、明後日には、先輩である幼少年指導班の3年生、そして、天理高校の生徒さんたちに向けての演劇の本番だったそうです。
自分たちも演じる側として、また、先輩たちも自分たちが経験したことを通して、後輩たちを暖かく見守っているようでした。
きっと、素敵な大切な時間を過ごしたことでしょう。
皆さんとの再会の日を楽しみにしています!

先生たちの暖かく、真っ直ぐな情熱や想いをひしひしと感じた『2019年秋ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち 東日本・西日本ツアー』の公演。
さまざまな地に飛び回る中(九州の地での公演も含めて!)、再会と大きな出会いの日々となりました。
先生方、生徒さんたちの姿と思いを胸に、2019年秋ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち 東日本・西日本ツアーの公演はここで一区切りとなりましたが、この後の文化庁の事業である『星の王子さま』、そして九州を盛り上げている『Touch〜孤独から愛へ』の公演へと繋げていきます!!

 ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ


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